仙台からの気仙沼への通勤者は震災前の3.5倍【就業地調査】

令和2年の国勢調査の新しい結果が公表されました。

新しい調査結果は、「従業地・通学地による人口・就業状態等集計」です。どこに住んでどこで働いているのかなどが分かります。

【市外の働く場所は隣接市町が人気】

気仙沼市は人口6万1147人で、このうち47%の2万8763人が働いています。5年前の平成27年国勢調査では2万9098人でしたので、人口が3841人も減ってい割には働く人の数は微減にとどまっています。ただし、10年前の平成22年は3万2519人でしたので、震災前に比べると3756人も働き手が減っています。

市外で働く人は2326人で、隣接する一関市、南三陸町、陸前高田市で46%を占めます。

気仙沼市内で働く人は、他市町から通勤する2933人を含めて2万9471人。三陸道の開通により、仙台市から働きに来ている人は232人と震災前の平成22年の67人から3.5倍になっていました。震災が影響したのか、一関市や登米市などの内陸から働きに来る人も増えています。

【地元就業率は88%で県内トップ】

住んでいる市町村内で働く「地元就業率」は気仙沼市が88.98%でトップを守り続けています。

住んでいる人と働いている人がほぼ同じなので、まちづくりが進めやすいというメリットがある半面、外からの空気が入りにくいというデメリットもあります。通勤できる場所が近くにないということでもあり、気仙沼が「陸の孤島」と呼ばれるのがよく分かるデータです。

【市外への通学率は震災前の4倍に】

市外へ通学する15歳以上の人も震災前と比較して増えています。平成22年では通学者2767人のうち96人(3%)でしたが、平成27年には2509人のうち176人(7%)、令和2年には2126人のうち176人(12%)となりました。

令和2年の市外通学者176人の内訳は、仙台市69人、一関市26人、石巻市8人などでした。大学進学だけでなく、部活動の選択肢を求めて高校生も市外へ流出する傾向にあるようです。詳しい調査が必要です。

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