100の公約を公開します【気仙沼市議選】

気仙沼市議会議員選挙が始まりました。
コロナ禍での選挙に当たり、今回は100の公約を掲げたマニュフェスト選挙に力を入れます。

【2位⇒14位⇒今回は?】

3回目の選挙に向けて、まずは過去2回の選挙を振り返りました。

新聞記者を辞めて挑んだ2014年の選挙は、準備期間が短くて心配したのですが、最年少候補への期待もあってか1834票を頂いて2位当選でした。

2回目となる2018年の選挙は、4年間頑張ったのでトップ当選するくらいの自信があったのですが、1183票で14位での当選でした。1回目から651票も減らしたのは自分だけでした。

1回目は選挙前の後援会活動として面瀬地区内の各戸を訪問しましたが、現職の2回目は事前活動をせずに4年間の実績で勝負しようと思ったのがダメだったのか、さらに若手が出馬したためなのか、3回目の選挙に不安を残しました。

【今回も名前を連呼する選挙はしません】

3回目の選挙をどうするか悩みましたが、やはり自分のスタイルを貫こうと思い、事前活動はしませんでした。今回から市議会議員選挙でも選挙ビラを配布できるようになったので、実績をまとめたビラを新聞折り込みによって面瀬地区等に配布する予定です。

名前を大声で連呼する選挙から脱却すべく、選挙期間中は選挙カーに拡声器を付けず、自転車で面瀬地区内を中心にまわるスタイルを続けます。人が集まる場所があれば、ハンドスピーカーで街頭演説する予定です。

【公約を2年ごとにチェックします】

これだけでは思いが伝わらないので、100の公約をつくってホームページで公開します。社会のIT化は進んでおり、選挙ポスターも100の公約をPRして、ホームページへ誘導しようと考えました。

議員は市長と異なり、具体的な事業の実施を掲げても権限がないので、公約は「議論します」とか「調査します」のように議員にできる内容となっています。歯切れは悪いかもしれませんが、さまざまな分野の課題に取り組むと期待して頂きたいです。

この公約は2年ごとに成果をまとめてホームページ等で公開します。

100の公約の印刷用PDFデータはこちら⇒100公約

新しい気仙沼を創ろう!! 今川悟の公約100

2022~2026年

人口減少 1.人口減少が続くことは避けられないことから、目を背けずに現実的な対応を提案する

2.今後の課題は世代間の人口バランスである。データを分析.発信し、その対策を市民と一緒に考える

3.旧市町単位のコミュニティーとは別に、行政サービスのための広域エリアを提言する

4.多世代同居世帯の効果を整理し、特例措置などを検討して提案する

5.若者の出会い、結婚を応援するための仕組みづくりを支援する

6.移住・定住政策の成果を検証し、さらなる施策の展開について調査する

7.市の人材育成プログラムに参加した若者たちの挑戦を応援する

8.地域おこし協力隊の活動が見えるようにし、地域課題解決に活用されるようにチェックする

【子育て】

1.前例にとらわれない少子化対策を実現するため、子育て世代の声を集めて市政に反映させる

2.各地区への児童館機能整備を提案する(冒険遊び場や公民館児童コーナーの支援)

3.保育施設の再編と民営化を検証し、再編による施設の充実化、民営化の支援策を提案する

4.無認可保育施設に対する保育料無償化の経過措置終了で影響が出ないよう議論をスタートさせる

5.ファミリーサポート制度を見直し、民間委託も含めてもっと気軽に利用できるようにする

6.共働き世帯の子育て支援ニーズについて調査し、より効果的な政策を検討する

産 業 1.民間事業所の賃金について仙台圏との格差を是正するために市ができることを調査して提言する

2.地域経済の中心にある水産業を応援するため、魚市場の在り方について議論を続ける

3.近く策定予定の魚市場経営戦略とともに、魚市場使用料について引き下げを後押しする。魚市場の施設活用についても調査する

4.市が取り組む地域経済循環の推進を応援する

5.物流拠点の可能性調査について、その成果を確認して議論を進める

6.市の産業系施設の連携を強化するよう働きかける

【観光】

1.観光施設の連携について推進するよう議論を続ける

2.観光推進機構の成果と財源について議論を継続し、市の負担を減らしてより自立できるようにする

3.国民宿舎からくわ荘の跡地活用、唐桑半島ビジターセンターのリニューアルをチェックする

4.大島亀山リフトの再建について長期的な視点で検証する

5.大島ウエルカムターミナルのあり方について整理し、地域活性化に貢献する施設とする

6.NHKの朝ドラ「おかえりモネ」の効果が持続されるように市の取り組みを応援する

7.海浜利用、岸壁での釣りなど、海に親しめる環境づくりを推進する

行財政改革 1.公費を投入する事業で納得できない場合は、予算修正案の提出をためらわない

2.市職員の削減と行政サービスの充実について、矛盾しないように整理する

3.ふるさと納税制度が適切に活用されるようにチェックを続ける

4.復興期から通常期に移行するため、予算の適正配分についてチェックする

5.50億円を超えた市営住宅基金について有効活用されるように仕組みを議論する

6.中期財政見通しと予算・決算を比較検証して、財政破綻しないようにチェックする

7.商業系施設の自立化をはじめ、指定管理者制度の課題について調査する

8.市の業務委託の受け皿となる組織育成について調査する

9.委託料が1000万円を超える業務委託の実績報告書を公開請求し、その内容についてチェックする

10.審議会や会議について十分機能するように再編などを議論する

11.高齢化社会の進行における敬老祝い金のあり方について問題提起する

12.都市計画税のあり方について、その必要性、課税エリアについて議論を続ける

13.移転跡地の被災宅地について有効活用されるように調査.議論する

14.予算の見える化へ、どのように税金が使われているか分かるよう具体的に行動する

15.予算編成にも市民が関心を持てるように、その過程が分かるように議論していく

まちづくり 1.公民館のまちづくりセンター化を推進するため、具体像が分かるように議論する

2.新築される面瀬公民館が人口減少社会の地域拠点モデルとなるように努力する

3.全地区にまちづくり組織が設置されるように支援する

4.地域によって格差がある地域集会施設への行政支援について整理する

5.新たな総合交通計画づくりをチェックし、路線バスのあり方、高齢者の移動手段について議論する

6.三陸道の交通量などを分析し、ハーフインター対策、観光客の誘導などについて議論する

7.計画されている宮城県気仙沼振興事務所の再編について、その影響を整理して対応を議論する

8.市民による生活用品のリサイクルの仕組みづくりについて議論を始める

9.街の中に美術(防潮堤アートやカツオモニュメントなど)があるまちづくりを提言していく

10.日本で初めて宣言したスローフード都市をもっとPRする政策を提案する

インフラ 1.新市役所の整備計画について人口減少を踏まえた適正規模を議論する

2.現市役所の跡地活用について公費が適正に投入されるようチェックする

3.復興事業で整備された公園が活用される仕組みづくりを提案する(公園マネジメントと市民参加)

4.市道整備計画の進捗状況をチェックする。特に財源確保の状況について分析を続ける

5.令和5年度に予定している水道料金のさらなる値上げの検証と経営課題を整理する

6.下水道の使用料見直しの際、合併浄化槽の家庭と不公平にならないようにチェックする

7.災害公営住宅の家賃低減化延長の是非については他の住宅再建者と不公平にならないように議論する

8.市営住宅の活用にあたっては民間賃貸とのバランスについて調査・議論する

9.公共施設等総合管理計画と個別計画の進捗をチェックし、人口規模に合った施設の維持に努める

教 育 1.小中学校の新たな再編計画づくりについて、希望が見出せるように積極的に議論する

2.小中学校の指定校変更の状況をチェックし続け、そのあり方について議論をスタートさせる

3.不登校への対応をはじめ、教育の多様性について気仙沼オリジナルの政策づくりへ向けて調査を始める

4.少子化が影響する高校のあり方について、地域が議論に関われるように仕組みづくりを提案する

5.気仙沼西高校跡地が活用されるようにチェックを続ける

6.基金が枯渇するリアス・アーク美術館のあり方について市民を巻き込んだ議論に発展させる

医療・福祉 1.新型コロナ対策については、効果を検証しながらより効果的な政策を打てるように議論する

2.医師会附属高等看護学校の閉校、准看護学校の募集休止を受け、市立病院附属高等看護学校のあり方について引き続き調査.議論する

3.市立病院の選定療養費の引き上げは、病院経営と医師負担、市民サービスのバランスを見て議論する

4.市立病院の機能が継続していくように課題を調査する

5.気仙沼市内における分娩機能を守り抜く

防災・復興 1.災害危険区域の設定について、引き続き情報公開制度を活用して検証する

2.近く公表される最悪の津波想定で地域が混乱しないように情報を整理する

3.災害危険区域内で再建した事業所で働く人たちの津波避難について、特に危機感を持って対策を進める

4.防潮堤整備後の維持管理について検証を続ける

5.魚市場の防潮堤出入口ゲート(陸閘)の閉鎖について、防災と生業(なりわい)の視点から議論を続ける

6.東日本大震災の復興を検証して教訓を洗い出し、ホームページや論文等で発信する

7.後世の命を守るため、市公式の分かりやすい震災教訓について整理するように提案する

8.震災遺構・伝承館で語り部活動を続け、来館者の声を今後の防災伝承に反映させる

9.復興ガイドを続け、支援に対する感謝を伝えるとともに、震災の教訓を発信する

10.震災後の地盤隆起が及ぼす影響について引き続きチェックする

議会改革 1.議員定数のあり方について議論を進め、任期中に結論を出す(現時点で個人的には3人減が妥当と思う)

2.決算審査に事業仕分けを取り入れるため、決算委員会の継続設置を提案する

3.各委員会が調査結果をもとに政策提言をまとめられるように仕組みをつくる

4.震災や復興に関する行政視察を積極的に受け入れるための仕組みづくりを提案する

5.会議時間短縮へ議会運営委員会と当局が意見交換できるよう提案する

6.仕事を持つ市民でも議員になりやすい環境づくりを調査する

7.決断できる議会とするため、会派や委員会のあり方について議論を始める

8.議会内の役職は求めず、一議員として議論を先導したい

共通テーマ 1.市役所や議会が課題を抱え込まないように、市民向け勉強会を定期的に開催する

2.市主催の説明会や意見発表会などへできる限り足を運び、現場の声を聴く

3.近隣市町との連携について、あらゆる分野での連携を視野に入れる

4.定例会ごとにポイントをまとめて情報発信する(面瀬地区には新聞折込)

5.今川悟ホームページで継続して最新の情報や市政の課題を発信する

6.復興.防災などに関する視察研修について積極的に対応する

7.次の任期のことは考えずに、4年間の任期中に成果を出せるように気持ちを引き締める

8.月額36万4000円の議員報酬に見合った仕事をしているか、常に自分へ問いかけるようにする

9.この公約について、2年ごとに取り組み状況と成果をまとめて今川悟ホームページで公表する

10.気仙沼が震災を乗り越え、この自然を守りながら、多様な個性を認め合い、幸せを感じられるまちとなるように全力で取り組む

2 Comments

  1. 橋本

    日々、気仙沼市復興のためご尽力いただき、誠にありがとうございます。
    先日も、東北太平洋沖を震源とする地震が発生し、気仙沼市を含めた東北太平洋沿岸地域の住民にとっては、まだまだ安心した生活を維持出来ない状況下にあります。
    そんな中、住民の安全に最も寄与すべき市職員の中に、避難所が開設されても出動しないといった対応するを職員がいる現状で、東日本大震災級の災害が発生した場合に、そういった職員は果たしてどういった行動をするのかが疑問でなりません。
    特に県外から気仙沼市職員として採用された者に、そのような傾向が強いと感じられます。

    また、現在も世界的に蔓延する新型コロナウイルスにより、感染者が増減を続ける中、各自治体が県外の移動に対し自粛を促す一方で、特に法で定められている訳でもないと勝手理解して、毎月のように関東方面に出かける者もいます。
    首都圏で緊急事態宣言が発令されていた時期にもかかわらずです。
    その他に、備品を勝手に持ち出し、私物のように小型Wi-Fiを使用したりと、これは完全に電波泥棒です。
    そういった職員に対し、処分や指導が必要だと感じています。
    今一度、職員採用に対し慎重になるべきかと思います。

    Reply
  2. 千田芳嗣

    【タクシー乗り放題システム】
    老人のアクセルとブレーキの踏み間違い事故のニュースが近頃多くなった。免許返納を促す活動も増えているが、公共交通機関網がなし崩し的に消されている現状を考えるに、「生活の足」としてのクルマ利用をなくすことは難しい。
    そこで、スマホやケータイ、ネットで一般化した「かけ放題」をタクシーに取り込めれば良いのではなかろうか。
    返上者は、クルマの購入費や維持費、ガソリン代に見合った金額に設定できればいいだろう。
    タクシー業界的には定期収入の確保が見込める。
    交通事情的には事故の減少が見込める。
    クルマの購入や維持費も馬鹿にならない。年間の支払額とそんなに違わない価格設定での「タクシー乗り放題」システムを導入できれば、老人の生活の足問題も解消できる。加えて交通弱者(視力や学習障害など学科試験をパス出来ないだけの者)を持つ者への提供も可能になることだろう。

    Reply

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


*