新中央公民館の基本設計案固まる【2019市政懇談会まとめ①】

昨年のことになってしまいましたが、2019年10月から12月に開催された市政懇談会について何回かに分けて報告します。

第1弾は気仙沼中央公民館です。震災で被災した後、旧河北ビルに仮移転して再開しましたが、内の脇での復旧に向けて基本設計が固まりました。

【図書館と同じ事務所が設計】

設計を担当しているのは、気仙沼図書館でも実績がある岡田新一設計事務所。4社が参加した公募型プロポーザルによって選定しました。利用団体などによる建設委員会で内容を検討し、中高生を対象としたワークショップも開きました。

新しい中央公民館は内の脇の災害公営住宅の隣接地(大川左岸)に建設されます。建物面積は震災前並みの3159㎡。2020年度内の完成を目指しています。

【ラウンジにキッズコーナーも】

基本設計案は下図の通りですが、上流側にホール、下流側に屋内運動場、その間に事務室、スタジオにもなる会議室、調理実習室などを配置します。縁側や屋外ステージがあるのも特徴的です。

貸館のない時間帯に各部屋を開放したり、自由に使えるラウンジ、キッズコーナーも設けます。まちづくりセンター化を見据え、まちづくり協議会の支援員用の事務スペースも用意しました。屋上にはテラスと遊歩道があります。

【客席はゆとりの324席】

ホールには舞台と客席324席があります。市民会館が1164席、はまなすホールが454席というバランスを考えて、中央公民館は震災前より客席を減らし、その分、ゆとりのある配置としました。

屋内運動場のバスケットコート(28m×15m)が1面とれる広さです。敷地内の駐車場は100台分ですが、近隣にも相当数が確保されます。

中央公民館の隣には0.78haの南運動広場が復旧され、さらに5.2haでサッカーコート2面がとれる復興市民広場、2haの防災公園も整備されます。

※岡田信一設計事務所が公募型プロポーザルで提案した内容を情報公開請求で入手しました。新公民館のコンセプトは提案の方向で進んでいます。

 

 

 

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