新年度予算のポイントは【議会報告⑦】

気仙沼市議会2月定例会の最終報告です。新年度予算を中心にポイントをお伝えします。令和8年度一般会計予算の詳細は市議会ホームページで公開しています。


                                       

■令和7年度のふるさと納税寄附金は135億円を見込む

・一般会計は令和7年度の補正予算49.8億円、令和8年度当初予算458.4億円を承認

・ふるさと納税寄附金は12月定例会で120億円に引き上げていたが、さらに15億円プラスして135億円に設定した

・令和8年度当初は60億円の寄附金を予算化。4つのパッケージなどに19.8億円を充当し、年度末の基金残高は158.8億円の予定。4つのパッケージを完了させるだけの財源は確保できた

 

■新年度から自治組織所有の集会施設に維持管理補助金

・自治会等が所有する集会施設の維持管理事業補助金として750万円を計上

・電気、ガス、水道の基本料金、浄化槽維持管理料が対象。見込みは90件

 

■シニア活躍パッケージをスタート

・介護未経験者向けの介護入門講座を始める。1日3-4時間のカリキュラムを7日間のコースで、計2回開催の予定

・医師から軽度から中度の加齢性難聴の使用が認められた場合、補聴器購入費用に対して2万円(購入費用は10万円程度)を助成する。1人1回だけ片耳分が対象で、新規だけでなく買い替えも対象とする

・市主催の会場等で実施する各種がん検診の自己負担を無料にする

・65歳以上の高齢者のみ世帯を対象に、エアコン設置に10万円補助する

・高齢者等を対象にしたデジタル活用支援業務に2647万円を予算化。スマートフォン教室の開催などを委託する

・介護保険特別会計でも事業を展開。高齢者見守り、高齢者サロンの拡張などに取り組む

・高齢者見守りは第2期復興創生期間の終了に伴い、復興予算ではなく一般財源に切り替えて継続する。3人×2チームで担当。災害公営住宅内の4カ所の相談室は週2-3日ずつ

・交流サロンは栄養によるフレイル予防として食もOKにする。食材費として1団体当たり年間2万円を補助する

 

■物価高騰対策に3.2億円追加。カツオ不漁に伴う支援も

・物価高騰対応の臨時交付金を活用し、令和7年度補正予算で計9.7億円の支援を行う

・6.5億円分は12月定例会で予算措置しており、2月定例会では3.2億円を追加した

・追加したのは県が運営するアプリで取得できる「みやぎポイント」5000円分を19歳以上の全市民分(12月は6割分)を予算化し、ポイントだけでなく現金での給付も選べるようにした

・ポイントは3月末までの申請で、その申請者と重複しないように確認するため、現金給付は6月ごろからの通知開始、7月ごろからの支給開始の予定

・住宅リフォーム促進支援補助金は2000万円を用意。30万円以上のリフォームに対して一律10万円を補助する。申請受付は5月ごろの予定で、申請多数の場合は抽選で決める

・事業者支援として水道料金の3か月間減免、高圧電力の電気料金支援、カツオ不漁に伴う関連事業者の支援(支援金給付や信用保証料補助、利子補給)

 

ファンクラブで関係人口創出・拡大へ

・関係人口を創出拡大するため、専用サイトを構築。イベント参加などで宿泊クーポンをもらえる制度を用意する(事業費2522万円)

・内湾のユワエル内にあるバスケットコートを改修して窓口にする

・専用サイトに掲載する案件の準備を進めている。プログラムは夏ごろから動き出す

・コーディネーターは募集中

【移住政策】

・空き家バンク登録物件をシェアハウスとして改修する場合、1/2(上限500万円)を補助

・地域おこし協力隊は12事業で19人が活動予定

 

■市営住宅基金は150億円に

・令和7年度の市営住宅収支は収入29.5億円に対して支出は5億円

・残りは市営住宅基金に積み立てる。令和7年度末の残高は150.8億円

債券運用で3.5億円の利子収入

・令和7年度は市営住宅基金から40億円を債券運用。満期時の見込み額3億5000万円を減債基金に積み立てた

・減債基金の残高は5.2億円。新庁舎建設の市債償還の財源とする予定

・債券運用を開始した令和6年度は20億円を運用して1.7億円を減債基金に積み立てた

 

その他

・全国ローカルベンチャー協議会は令和7年度で終了。今後の在り方を相談中

・愛耕幼稚園が令和9年度から認定こども園に移行するための保育施設増築(事業費4400万円)に対して、国が1/2、市が1/4を補助する

・閉所した松岩保育所、月立保育所、松圃幼稚園を解体する。民地は返還する。松岩は市有地で活用方法は未定

・ごみ処理施設の精密機能検査を行い、延命化計画を見直す。市長は「まずいつまで延ばせるのか、次に更新する場合の手法、大規模な修繕の可能性について検討する」と議員全体説明会で答弁した

・デジタル水産業戦略拠点構想の実現に向けて、地域活性化起業人を活用。民間企業から水産課に出向する

・企業誘致アドバイザーは約130万円の奨励金を予算化。国際貢献センターを通して数人の応募があり、4月から委嘱する予定

・スクールバスの費用は1億77402万円(前年当初から4523万円増。要因は国交省からの通達)。16ルートで262人が利用の予定

・7-8月に巡回ラジオ体操が大川さくら総合公園で実施される。市民500人が参加予定

・令和8年度に市総合体育館で全国小学生フェンシング選手権大会が開催される

・総合体育館の武道場にエアコンを設置する

・ふるさと応援基金から2億7810万円を財源とした小中学校の給食費無償化について、国から小学生分として約1億円が交付される見込み

 

■令和8年度の主な予算
市制施行20周年記念事業

830万円

11/11に市民会館で記念式典を予定。今後10年間のまちづくりの指針となる総合計画策定に資する特別事業、各種団体による冠事業、魅力を発信するプロモーション事業も行う
総合計画策定事業

2490万円

令和9-18年度の第3次総合計画を策定する。5月にキックオフシンポジウムを開催。市民アンケート、タウンミーティングも予定
サステナブルシティ推進補助金

1000万円

市サステナブルシティ推進プランの実現に資する事業に最大100万円を補助する。今年度が2年目で3年くらい継続の予定。7年度は13件の応募のうち5件が採択された
鮪立集会所の新築

9306万円

老朽化し鮪立集会所を解体し、木造平屋建て(165㎡)を新築する。借用していた民有地(1850㎡)は買い取る
子どもの居場所づくり推進事業

4638万円

遊びや学びなど居場所、子ども食堂などの運営を補助する。
唐桑児童館移転整備

945万円

旧唐桑幼稚園を児童館(鮪立児童館の機能を移転)として再利用するため改修する。10月のオープンを目指す。赤岩児童館の移転は次期再編計画で検討する
本吉放牧場の遊具改修

5227万円

ローラーすべり台の側板とローラーを交換し、木製コンビネーション遊具を改修する。冬季閉園中に改修し、令和9年4月から使用開始する
全国展開企業支援補助金

3000万円

気仙沼発で全国各地に生産拠点、販売拠点を展開する取り組みに建設費や設備費を補助する。補助率は1/3で生産・物流拠点は上限2000万円、販売拠点は上限1000万円
創造的産業復興支援事業

2億2900万円

新分野進出や新規性のある起業などに対して最大4000万円を補助する
宿泊事業者経営改善サポート事業

1200万円

市が公募型プロポで選定したコンサル会社のアドバイザーを宿泊事業者(3社)に派遣し、経営改善と効果検証の伴走支援を行う。5月から募集して6月のスタート予定
ホヤぼーやルーム補助金

500万円

ホヤぼーやをテーマにしたホテル客室に、デザイン、改装工事、コモの政策など1部屋あたり250万円(補助率1/2)を補助する。2施設で夏に向けて準備中
フリースクール等民間施設教育環境支援事業

620万円

通所型のフリースクールに対して総事業費の3/4以内(上限500万円)を補助。児童・生徒1人あたり利用料に対して月1万円(上限)を補助する
地域クラブ活動推進事業

1049万円

部活動の段階的な地域移行を目指し、地域クラブの認知度向上へリーフレット作成や専用サイト構築などに取り組む。認定クラブ制度による活動支援もある

 

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