化粧坂の県道改良へ

宮城県は、気仙沼唐桑線「化粧坂道路」の改良事業に着手します。本町橋の架け替えが終わり、次は中心市街地で最も狭隘といえる幹線道路に手を付けることになったのです。

化粧坂は、かつて郊外部から中心市街地への入り口だったため、女性が化粧する場所だったことから名づけられたといいます。重要な道路なのですが、狭いうえに崖と建物に挟まれて拡幅はできず、電柱に邪魔されて歩道を歩くのさえ大変な悪道です。

しかも、新しい本町橋が完成してから、橋に近いカーブで事故が増えてしまいました。整備を終えた区間が幅員20mなのに、化粧坂は幅員9.2mだからです。

改良を計画しているのは、本町橋から三日町の交差点(三叉路)までの500mです。図面のように山を削ってまっすぐ道路をつなぎます。現道を生活道として残して、中央付近にアクセス道を用意します。

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新しい道路の幅員は20m。3mの車道が上下線と、2.25mの路肩、4.75mの歩道を両側に確保します。

測量と詳細設計を26年度中に実施し、27年度から用地買収や建物補償に入る予定です。道路予定地には移転が必要となる建物が多数あり、完成年度は未定。

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