気仙沼市議会は27日に約34億円の補正予算案を審議しました。
震災前なら考えられない規模の補正額ですが、震災後は金銭感覚がマヒしそうです。
質疑を通して、災害復旧として新築する気仙沼図書館、そして古町児童館を移転・新築する気仙沼児童センターの概要が示されました。このほか、分かったことを一覧にしましたのでご参照ください。
市民の皆さんの関心が高い道路整備についても、10路線で予算化されています。地図がなくて分かりにくいですが、それぞれ規模の大きな改良になります。
明日から議会が再開し、追加提案される297億円の予算案などを審議していきます。
復興交付金がメーンですが、お伊勢浜海水浴場の砂浜再生検討調査、中島海岸の観光交流広場整備などについても説明される予定です。
「老朽化している気中体育館も検討する」とありますが気小体育館も近々なのでは?気小の新入生は35人を切り一学級になりました。施設をリプレイスしてまで存続させるよりも閉校・学区を周辺校に分散吸収させて校舎は新築しようとしている図書館や児童センターに利用する方が得策だと思えます。校庭がもったいない?戸建てや連棟式の災害公営住宅でいっぱいにしましょう。3月閉校で年内に入居できますよ。(お返事コメント要りません)
図書館周辺の整備なので、気仙沼小学校体育館は念頭にないようです。気仙沼小は校庭を縮小して図書館の駐車場とします。小中一貫校のような取り組みに期待したいです。
気小・気中を温存していくためには隣接学区の鹿小・鹿中・新城・新月・九条・条南(計画されてもいますが)・松小・松中を吸収するしかないと思います。でもそれでは市全体のバランスはとれますでしょうか。気小・気中学区を周辺校に分散吸収させた方がバランスがとれそうではありませんか。まして、体育館のリプレイスが必要ということであればリプレイスしないで済む方法を考えるべきではないでしょうか。
個人的な意見になりますが、気仙沼小・中学校の維持が本当に必要かどうか、いつか検証する必要があります。ただ、中心市街地の人口(特に子供)が減り続けている中、拠点校をなくしてしまうと、空洞化が加速する心配もあります。子供たちの居住動向を冷静に分析した上で、戦略的な統合を考えなければなりません。小・中一貫校も選択肢の一つだと思います。中学校は別にしても、小規模小学校の維持についてはしっかりとした議論も必要です。学校の歴史も大事ですが、子供たちの教育環境を優先したいところです。