気仙沼市が災害公営住宅の完成が遅れることを発表したのは今年6月12日。その後、6月28日から7月26日までの土・日曜日を中心に、14会場で説明会が行われました。
最長で10カ月の遅れです。年内に予定していた入居が来年になってしまった地区、今年1月、昨年6月とわずか1年の間に3回も延期が発表された地区があります。行政は相当な批判にさらされることを覚悟し、説明会に臨みました。
■説明会終わる
私もいくつかの説明会に参加しましたが、意外なほど行政を責める意見は少なかったです。
多かったのは、災害公営住宅そのものへの質問です。「2台分の駐車スペースをもらえるのか」「ペット希望の場合の部屋の抽選方法は」「具体的な家賃を早く示してほしい」「保証人を用意できない場合はどうすればいいの」などでした。
そして、これ以上の遅れがないことを念押しするだけでした。
■14会場で325世帯参加
市によると、14会場で325世帯(対象は798世帯)が参加しました。一つも質問がなかった地区もあったそうです。
各地区で配布された資料は、議会や広報で示されたものより詳しく遅延理由が記されていました。一覧表にして公表します。