気仙沼市の2015年9月末の人口がまとまりました。
9月は出生35人に対して死亡73人、転入86人に対して転出110人だったため、トータルで62人減り、6万6929人になりました。震災前の2011年2月末と比べると、4年7カ月で約1割の7318人も減少しています。
■小原木は前月比17人プラス
災害公営住宅や防災集団移転が少しずつ完成して人口回復を期待しているのですが、転出超過が続いています。前月に比べて、気仙沼(-27人)、階上(-16人)、唐桑(-13人)の減少が目立ちます。14地区のうち増加したのは、災害公営住宅が完成した小原木(+17人)をはじめ、面瀬(+7人)、津谷(+2人)の3地区です。
震災前と比較すると、鹿折地区は29%、気仙沼、大島、小泉が15%、唐桑13%、それぞれ減少。一方で新月は17%、面瀬が2%増えています。
■9月の出生数は35人(前月比プラス5人)
9月の出生数は、前年同月より5人多かったです。今年は5月に14人と過去最少の出生数を記録しましたが、その後は前年並みをキープ。1~9月の合計出生数は250人(前年同期比20人減)です。このままのペースだと年間で360人程度が見込まれます。