地元で暮らし地元で働く気仙沼市【県内トップ90%】

第10回マニフェスト大賞の優秀賞を受賞しました。情報公開の取り組みが評価されたと思いますので、日ごろから今川悟ホームページを見て頂いている皆さんへ感謝申し上げます。

■居住地内での就業率90%は県内トップ【気仙沼市】

自己PRより情報を優先してきましたので、受賞報告はこのくらいにして、今回は受賞記念で面白いデータを用意しました。22年の国勢調査をもとに、市町村別に居住地で働いたり、通学したりしている人の割合をまとめました。気仙沼市は90.59%で県内1位でした。

暮らしている場所で働けるということは、気仙沼市民にとって当たり前のようですが、実は簡単なことではないのです。県内2位の仙台市は87.76%ですが、そのベッドタウンの富谷町は22.26%、利府町23.77%、多賀城市は32.75%ですから、ほとんどが市町外へ通勤・通学しています。ランキング表は下記の通りです。

地元従業・通学率ランキング

■南三陸へ通勤447人、南三陸から通勤686人

国勢調査では、居住地と従業・通学地(15歳以上)の関係が分かります。例えば気仙沼市の場合、全部で2万9930人が通勤・通学しており、そのうち2万7114人が市内へ通勤・通学していました。市外への通勤・通学で多かったのは南三陸町447人、登米市188人、石巻市92人、仙台市66人でした。一関市や陸前高田市など県外は1623人です。

ややこしいのですが、この統計からは通勤しないで自宅で働く人が除外されています。実際に気仙沼市で従業・通学する人は3万5245人で、このうち5356人は自宅で働いていました。市外から気仙沼へ通勤・通学している人は、南三陸町686人、一関市564人、陸前高田市462人、登米市144人、大船渡市100人でした。

■通勤時間短く、地域への関心も高まる要因に

気仙沼市の地元通勤・通学率が県内で最も高かったのは、気仙沼からほかの都市圏へ通うことが時間的にも距離的にも難しいからです。また、近隣の市町にも大きな工場などが少なく、好条件で働ける場所も少ないことも要因になっています。

一方、地元で雇用できるということは地域力があるということでもあります。居住地で働けば通勤時間を無駄にすることはありません。自宅から勤務先まで車で5~10分という人も多く、それだけ家族や趣味の時間に充てられるのです。独自の経済圏や文化も育まれます。何よりも暮らし働く場所なので、地域に対する関心や愛着も高まります。地元で働く人が3割以下の自治体で、もしも自分が議員をするとしたら、住民の関心を高めることに大変苦労すると思います。

■宮古市は93%

さて、気仙沼が宮城県内トップということで、もしかしたら東北一、日本一もありえるかもと調べてみましたが、岩手県の宮古市は92.73%と気仙沼より2㌽ほど上回っていました。たしかに宮古市も地理的に独立した地域です。

このデータは22年の国勢調査のものなので、現在調査中の27年国勢調査結果が注目されます。震災が居住地と就業地の関係にどのように影響したのでしょうか。28年10月までに調査結果が報告されますが、まずは前回のデータをおさらいしてみました。

 

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