震災から7年の節目に合わせて、気仙沼復興レポートの第49弾は「復興がなぜ遅れるのか」をテーマにしました。印刷用のPDFデータはこちら⇒復興レポート49復興が遅れる理由
「遅れる」というのは、目標や期待があるからですが、実際の事業量に対して本当に遅れているのか疑問があります。今後、さらに計画に対する遅れが発表される事業もあると思います。復興期間はあと3年だけですが、それに間に合わない事業も出てくるでしょう。
今期の議員の任期終了に伴い、公約に掲げていた復興レポートの定期発表は今回で終了します。毎月11日という大切な日に、締め切りと戦い続けてきましたが、これからは家族との時間を大切にする日にしたいです。
苦しみながらも復興レポートを続けてきたおかげで、復興事業に対する理解がとても深まりました。記者時代のようにインプットとアウトプットのバランスも保てました。情報は集めるだけでなく、発信することで整理されます。
定期発表は終了しますが、書きたいテーマがあれば、今後は不定期に続きていきたいと思います。4年間、ご愛読ありがとうございました。
今川先生
お世話になります。
復旧・復興が遅れた要因は、近い将来起こるとされる東南海南海地震で同じ状況にならない為にも
詳細に整理する必要があると思います。
様々な要因はあると思いますが大きく分けると3つですかね。
1.事前準備の不足(事前復興):震災前に被災が起きた時に集落をどう再生するかを集落の人で議論しておきプランニング
2.法制度の問題 :縦割り行政の弊害
3.技術者の能力低下:行政職員、自治体応援など技術者の数は揃うが員数(虚数)と実数の相違
大きなところだと思います。
復興が遅れた三つの要因、どれも重要な課題だと思います。
一方で、発生した災害に「たら、れば」はないので、被災地では現在進行形の課題に対処しなければなりません。「事前の備え」プラス「発生した課題の解決力」が必要だと学びました。
復興が進むにつれて、震災と復興それぞれの課題を整理する余裕が生まれてきました。今後も情報発信を続けたいです。
「発生した課題の解決力」は凄く大事だと重います。
常日頃から課題意識を持つ事と論理的思考能力を備えることが
解決力の能力向上に繋がると思うので、継続的な生涯教育が必要になりますね。
それと緊急時の判断力も不可欠ですかね。今回の震災で思ったのは、この緊急時の判断力を備えた
非常時型人間が減少している事に気づきました。
引き続き、復興現状についての情報発信をよろしく御願いします。