気仙沼市の面瀬地区で、三陸道(三陸沿岸道路)の工事説明会がありました。大谷~気仙沼バイパス間の29年度開通を目指して、これから工事が本格化します。
大谷~気仙沼の7.1㎞区間のうち、大谷側はほとんど山間部なので工事が進んでいますが、面瀬側は住宅の移転などがあって遅れていました。ようやく用地買収が終わり、道路工事を加速させます。
面瀬側(本吉町菖蒲沢付近から気仙沼バイパス)の工事は、竹中土木が請け負いました。7つのエリアに分けて工事を進めていきます。下の写真が工事展開図です。年内は基幹農道や市道を工事車両が走行しますが、三陸道本線の造成が進めば、本線内を工事車両が往来します。
掘削と盛り土が主体で、面瀬川の橋台工事も行われます。。土量は掘削で37万㎥、盛り土で41万㎥。山側を削って出た土砂を平地に持っていく工事になります。間もなく重機の搬入が始まります。生活道をダンプカーが走る場合は、狭い道路ばかりですれ違いが大変なので、一方向の走行にします。
国道45号を岩月のセブンイレブン前交差点から入り、面瀬中学校方面への運搬ルートが多く使われる予定です。面瀬川沿いの市道も同じです。いずれも道路が狭くて心配です。
大きな工事は、基幹農道と三陸道が交差する場所への跨線橋設置(北斗付近)、面瀬中学校の市道との交差、面瀬川への架橋、気仙沼バイパスとへのインター設置、高谷地区の市道付替えです。面瀬小・中学校付近での工事も多いので、交通誘導員配置などで安全対策を図ります。
インター付近の前後1~2㎞は4車線になります。盛り土する道路の高さは低地で地盤から12mほど、底幅は60mほどです。