大学進学率が低下【気仙沼市】

宮城県が発表した27年度学校基本調査(速報)で、気仙沼市内の高校生の大学進学率は35.8%で、前年より2㌽下がったことが分かりました。就職率も下がった一方で、専門学校系への進学者が増えていました。

■県内中学生の25人に1人が長期欠席

記者時代もチェックしていた学校基本調査からは、27年度の小・中学校と高校の在籍者数をはじめ、26年との長期欠席者の状況なども分かります。県内の中学校の長期欠席者は2628人で、25人に1人の割合です。また、小・中学生は減っているのに、特別支援学校の中・高等部の在学者数は増えていることが分かります。

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専修学校は県内で65校に1万6339人が在籍していますが、5年前より2万人ほど減少しました。医療・福祉・商業系が堅調な半面、工業・文化・教養系の落ち込みが目立ちます。工業系は1898人で5年前より3割も減少しています。

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■高校卒業者の7割が進学【気仙沼市内】

気仙沼市内では、692人が高校を27年春に卒業し、35.8%の248人が大学に進学しました。専門・専修学校、高等技術専門校へは32.9%の228人が進みました。就職したのは27.6%の191人で、このうち56人が県外へ就職しました。

27年度の気仙沼市内の高校生進路

簡単に言うと、7割が進学して3割が就職しました。進学者はほとんど市外に出るし、市外へ就職する人もいるので、結果的には8割ほどが地元を離れることになります。

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