気仙沼魚市場前の防潮堤、着工へ前進

宮城県が計画している気仙沼魚市場前の防潮堤が、11月28日の説明会で大筋認められ、工事の手続きに進むことになりました。防潮堤の位置の調整、窓の増設などによって、県は大筋の合意を得たと判断しました。来春の着工、2018年10月ごろの完成を予定しています。

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この地区での説明会は2013年10月から5回目。魚市場機能や景観への影響などから反対意見が多くて合意できなかった半面、背後地に再建した水産加工場などへのアンケートでは早期整備を望む意見がほとんどでした。災害公営住宅も完成し、気仙沼市も計画通りの整備を支持しています。

 

【説明資料を充実】

県は関係団体と個別に意見交換を重ね、この日の説明会に臨みました。今回は防潮堤を整備してもトラックヤードの面積は現在よりも広くなることなどをデータで説明。出入り口ゲート(陸閘)の位置や幅、走行時の安全面についても丁寧に説明しました。

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【防潮堤の位置を3メートル調整】

魚市場機能への影響を心配する意見があったため、防潮堤の位置を内陸側に3メートルずらした計画が説明されました。

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【4メートル間隔でアクリル窓】

窓(アクリル製)は高さ2メートル、幅1メートルの大きさで、4メートル間隔で設置するイメージ図を示しました。

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出入り口ゲートは津波注意報、警報が出れば、遠隔操作で自動的に閉鎖されます。海側に取り残された人のための階段を整備するほか、防潮堤を車両で乗り越えるための道路も用意します。

説明会には約50人が出席し、「計画を固める前に市場利用者の意見を聞いてほしかった」「陸閘は地震でも動くのか」「陸閘が閉鎖されると魚市場の屋上へ車両で避難できなくなる」などとの意見がありました。

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再度の説明会を求める意見もありましたが、県は「スケジュールもあり、基本的に理解が得られれば、手続きを進めたい」と説明しました。今後、修正できる点は対応していくことを確認し、反対意見は出ずに説明会は終了しました。

【総事業費50億円、2018年10月完成】

今後のスケジュールは下記の通りです。防潮堤本堤は、新しい魚市場と合わせて2018年10月ごろに完成する予定です。総事業費は約50億円。

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