災害公営住宅の入居時期延期再び【気仙沼市】

気仙沼市は、7地区の災害公営住宅の入居開始時期を延期することを公表しました。昨年6月には15地区の延期を発表していますが、このうち5地区がさらに遅れることになったのです。

災害公営住宅の遅延状況

入札不調だった鹿折、工期を調整していた内の脇は以前から延期する方針示していましたが、さらに増えてしまいました。原因は造成計画の修正、森林伐採の遅れ、労務確保、土砂運搬先の調整などさまざまです。

しかも、旧気仙沼女子高校を解体した後に建設する入沢、まだ半分の建設工事しか発注していない気仙沼駅前の不確定要素が残っています。大規模な造成工事が伴う郊外部の戸建て・長屋タイプも、地盤改良、排水整備、取り付け道路整備などの不安材料があるのです。

完成を急げば急ぐほど、スケジュール管理が難しくなります。例えば、予定より6カ月遅れることになった内の脇の災害公営住宅は、幸町とまとめて工事を発注しましたが、2カ所同時に完成させようとすると420人の労働者が必要になりますが、幸町の完成をずらしたことで250人で済むそうです。災害公営住宅に優先順位は付けられませんが、働く人の確保はとても難しい問題なのです。

今月31日には、南郷地区の災害公営住宅の入居式が行われます。市内第1号の入居です。

阪神・淡路大震災では、住宅再建が進むにつれて復興の格差が目立ち始め、仮設住宅に残った人たちのストレスが増えたそうです。思い出せば、気仙沼でも避難所から仮設住宅へと移る際、抽選で外れた人たちがとても不安な表情でした。完成の遅れに伴う心のケアがますます大切になります。

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