議員活動の支出は年間96万円【収支報告】

気仙沼市議になってから1年間の収支がまとまりました。2014年6月期から2015年5月期までの収入は計610万1916円、議員活動としての支出は96万4462円でした。

就任が2014年4月30日だったため、今回は6月期から1年間のまとめにしました。

2015年間収支

■収入は報酬や寄付など計610万円

収入は毎月36万4千円の議員報酬、夏と冬の期末手当、政務活動費、議会に関する費用弁償(交通費相当など)、寄付金、審議会委員の報酬の合計です。

計610万円のうち、議員報酬と期末手当(ボーナス)が525万円を占めています。寄付は後援会の収入ですが、分かりやすいように加えました。雑収入の1万円は、被災地案内の御礼です。ちなみに、新人議員の場合、就任したばかりの夏の期末手当は、17万円と満額の4分の1ほどになります。

■議員活動の支出は計96万円

支出は、仕事用に使っている軽自動車のガソリンや保険代、個人的な視察費用、資料用の書籍、定例会ごとに面瀬地区へ配布している個人報告書などの費用です。毎月発行している気仙沼復興レポートや資料の印刷でプリンターを酷使しているので、印刷費が38万2092円とかさんでしまいました。

研修・視察費12万6333円は、中越地震があった新潟県長岡市、阪神・淡路大震災から20年となる兵庫県神戸市、高校の旧体育館を市役所にした富山県氷見市などを個人的に訪れました。この経費には、公費負担の政務活動費を使っていません。会費3万5500円は、毎月1千円の水産業議員連盟の会費、新年会の会費などです。情報通信費は、公式ホームページのサーバー・ドメイン料などで、携帯電話代は計上していません。支出合計96万円からは、毎月の収支で計上している税金や年金は入れていません。純粋な「議員活動の経費」に絞り込みました。

■毎月の手取りは「21万円程度」でした

平均すると月8万円の議員活動費になりました。毎月の報酬36万4千円から年金と税金で約7万5千円、議員活動に8万円かかるとして、手取りは20万9千円です。サラリーマンのように昇給や退職金がなく、4年に1度の選挙費用を考えると、専業議員として続けていくには不安が出てしまいます。

ただし、前職の新聞記者時代と比べると、自分の時間はかなり増えました。冬と夏のボーナスもあり、低賃金が目立つ気仙沼では恵まれている方になります。何より、みんなのため、地域のため、未来のために働いているという充実感はお金には代えられません。

■活動費は議員報酬から

問題は、議員活動を頑張るほど活動費が増え、報酬から引かれていくということです。気仙沼市議会の場合、政務活動費は月1万円で会派に支給されますが、だいたいは会派の視察費用に充てられます。もっと議員活動を支える仕組みになれば、意義のあるものになると思います。議会や会派としての活動、議員個人の資質をそれぞれ高められる仕組みづくりを勉強しています。

※収支の公開は、議員活動の透明性を高めるためだけではなく、これから議員になりたいと考えている人のためでもあります。30年4月の次期選挙では、志のある方々が立候補してくれることを期待しております。

※公開している報酬は気仙沼市議会のものです。同じ地方議員でも政令指定都市はもっと高く、町村議会だと低くなります。

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