気仙沼市の市議会議員になってもうすぐ2カ月。初めての定例会も始まり、議員のお仕事についていろいろと分かってきました。詳しくはあらためて報告しますが、まずは概要をお知らせします。
議員の仕事は、基本的に年4回の定例会で、それぞれ1カ月ほど拘束されます。それでも会議が始まるのは午前10時からで、午後5時を過ぎるようなことはほとんどありません。土・日曜日はお休みです。
このほか、各種委員会、会派幹事長会議などで月数日は公務になります。私の場合、記者時代と同じように市や県が主催する会議や説明会を傍聴したり、市の各部署で話を聞いたり、気になる現場を歩いたりして、それ以外の時間を過ごします。公務以外は基本的に自由ですが、自分の住む地域のお世話も大切な仕事の一つです。私は市全体の問題を調査・研究することも議員の仕事の一つにしています。
「専業議員ではお金が大変だよ」と言われていたので不安もありましたが、今のところ、サラリーマン時代に比べて遜色のない生活費を入れることができています。6月期(20日締め)の手取りは25万円ほどになりました。選挙費用も4年間で考えれば、大きな負担ではありませんが、先の保証がないこと、昇給がないこと、退職金が出ないことを考えれば、サラリーマンの方が安定していることは間違いないでしょう。ただ、「地域の未来」という目に見えない報酬があります。地方議員の報酬が高いか安いかの判断は、もう少しお待ちください。ちなみに、私の政治費用の収支はまだ31万円の赤字です。
地域の課題を解決していく仕事は、どこまでやってもきりがないので、自分でコントロールする力を必要です。効率よく仕事して、家族を大事にする時間も増やしたいのですが、まだバランスをつかめていません。「報酬以上の仕事をする」ことは最低限の目標なので、今後は仕事の成果を報告できるようにしたいです。
仕事と報酬のバランスを分析し、これからは能力と意欲のある人材が政治に参加できる環境を探ります。もっと会議を効率よく開いたり、議員の連携を深めたりできれば、仕事をしながらの議員活動も選択できるかもしれません。