一般質問を退席しなかった理由

気仙沼市議会は、辞職勧告決議を受けた熊谷雅裕議員の一般質問をめぐって混乱が続いています。過半数の議員が抗議のため退席してきたのですが、熊谷議員はあきらめずに質問を通告するため、3度も同じことが繰り返されました。

私は過去2度は退席しましたが、今回は残りました。辞職勧告の原因となった飲酒運転疑惑については許されることではありませんが、一般質問を退席しても抗議の思いは伝わらず、さらなる混乱を招くことになっています。どちらかが折れなければいけません。ギリギリまで悩みましたが、私なりに市民の利益を最優先に考えて決断しました。

23人のうち、本人と議長以外で残ったのは5人だけ。退席した16人は一貫した姿勢で抗議を続けており、私が残ったことが正しかったのか不安が残ります。

言論の府として議論による解決を望むところですが、市民の目撃情報がもとになった飲酒運転疑惑について、熊谷議員は「記憶にない」とうやむやにしています。人生の先輩に対して失礼ですが、自分の行為が混乱を招いているのに、三陸新報で「議員の仕事をさせないとしか思えない」と、ほかの議員のせいにするコメントをしているのは身勝手だと思います。

議員の仕事は一般質問だけではありません。本会議や委員会、毎月開催されている震災調査特別委員会などでの質疑で、ほかの議員の信頼を取り戻す努力から始めてほしいです。一人一人とじっくり話し合い、理解を求めることだってできます。

2016年9月27日 気仙沼市議会議員 今川悟

 

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