冠水の原因は用水路?

地盤沈下が問題となっている気仙沼市には、大雨のたびに冠水してしまう道路があります。特に半地下構造になっているアンダーパス(掘り下げ式のくぐり抜け道路)は雨水がたまりやすく、すぐに通行止めになってしまいます。
10月14日に通過した台風19号でも、市内では市道松崎馬場線(面瀬の気仙沼バイパス下)、魚市場田中前線(幸町のJR気仙沼線下)、東新城23号線(市民健康管理センター「すこやか」近くの気仙沼バイパス下)、川口町五駄鱈線(曙橋近くのJR気仙沼線下)のアンダーパスが3~10時間の通行止めになりました。幸町と曙橋近くのアンダーパスは、新たなまちづくりに伴ってアンダーパスがなくなるのですが、問題なのは復旧・復興事業では手を付けられない東新城のアンダーパスです。

IMG_0571東新城は震災後に店舗や住宅が急増しており、朝晩には周辺の道路も混雑します。大雨のたびにアンダーパスが通行止めになったのでは大変です。そこで、いろいろ調べてみると、東新城のアンダーパスが冠水する原因は用水路だということが分かりました。
IMG_0576アンダーパスの底部には排水ポンプがあり、側溝に流れ込む雨だけなら道路が冠水することはないそうです。しかし、側溝の隣を流れている用水路からも雨水があふれてくるため、排水が追い付かず、冠水してしまうのです。
その一方で、東新城は開発によって水田がほとんどなくなり、用水路を管理する組合もなくなってしまいました。現在、市役所で状況を調べていますが、もし用水路の利用者がいなければ、水路を廃止し、アンダーパスに雨水が集中することを防ぐことができます。用水路組合が機能していないために泥上げが行われず、私が調査した日には5㎝以上の土砂が積もっていました。近隣の人に聞くと、台風19号のときは通行止めにしたものの、冠水はしなかったそうです。まずは用水路から土砂を撤去し、来年の台風シーズンまでに用水路の必要性と検討することで、よほどの大雨でなければ冠水は回避できそうです。
災害は時を選んでくれません。大雨でアンダーパスが通行止めになっている状態で津波警報が出れば、またしても車が大渋滞してしまいます。沿岸部周辺に通行止めになるように場所を放置してはいけないのです。
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※最後の写真は台風19号で冠水した面瀬のアンダーパスです。

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