気仙沼に調理師専門学校!平成32年4月開校予定

きょうの気仙沼市議会東日本大震災調査特別委員会に、調理師専門学校の誘致について報告がありました。読売新聞が12月に報道していましたが、正式な計画の公表は初めてです。

【茨城県の晃陽学園が計画。齋藤理事長の親戚が気仙沼に】

市によると、茨城県古河市を中心に晃陽看護栄養専門学校、単位・通信制の晃陽学園高校、つくば栄養医療調理製菓専門学校などを運営している学校法人晃陽学園が気仙沼校の開校を計画。同学園は美容、危機管理など幅広い教育に取り組んでいます。その学園の齋藤行信理事長の親戚が気仙沼市の内湾地区にいた関係で、復興に一役買いたいと考えているだけでなく、多様な食材の産地としての魅力も大きな理由となったそうです。

気仙沼校は魚町・南町地区の土地区画整理区域内へ建設を予定しています。2月上旬に気仙沼市と晃陽学園との立地基本協定調印式、3月末までの土地取得のあと、9月末までに宮城県への学校設置計画書提出と認可申請を経て、平成32年3月までの認可取得、4月の開校を目指しています。

【1年コースと2年コースで調理師資格】

校舎は鉄筋コンクリート3~4階(1200㎡程度)を検討中で、実習室、事務室、職員室、保健室、校長室、図書室、普通教室などを予定。調理師学科は2年制の専門課程(各学年40人定員)、1年制(40人定員)の2コースを用意し、いずれも卒業と同時に調理師国家資格を取得できます。

短期間での資格取得を目指す1年制に対して、より広い知識を学ぶ2年制では製菓・製パンも学べて、つくば校の通信課程製菓製パン学科とタイアップして、気仙沼校でスクーリングを受けながら製菓衛生師国家試験受験資格を取得できるようにします。日本大学通信教育部のサテライト教室も設ける考えです。

【県内5番目の調理師養成施設】

気仙沼市には看護師・准看護士の専門学校が3つありますが、調理師の専門学校は初めてです。

調理師の試験が免除される養成施設は、県内には仙台市に宮城調理製菓専門学校、仙台コミュニケーションアート専門学校、さらに明成高校調理科があり、石巻の県水産高校海洋総合科も認定されています。気仙沼に開校すれば、近隣市町からの通学も期待されます。

ちなみに、宮城調理製菓専門学校の調理師科1年コースの学費は年120万円(入学金20万円)でした。仙台だとアパート代などが必要になるため、気仙沼で自宅から通えたらすごく助かります。

【地域活性化、気仙沼食材のPRを期待】

気仙沼市としては、①若者が集まることによる地域活性化と賑わい創出②気仙沼の食材に慣れ親しんだ調理師輩出による情報発信効果③地元の宿泊施設や飲食店への就職・起業による移住定住促進-などを期待しています。学園側から特別な支援は求められていないそうですが、菅原茂市長は「学生の宿舎確保など支援策を検討したい」としています。

専門学校が計画されている内湾地区には、スローフードをテーマにした商業施設、まちづくり人材育成やFMラジオサテライトの機能を持つ公共施設が今年中にオープンする予定です。防潮堤と一体的に整備することで、海が見える施設にします。世界的な俳優・渡辺謙さんがオーナーのカフェ、日本一の焼き魚として人気の料理店「福よし」、二つの蔵元もあります。市街地に近い漁港と魚市場もあり、地域全体が食のテーマパークになります。今後も食関連の誘致が期待されています。

※上の図は南町地区の計画です。専門学校の位置はまだ示されていません。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*