震災遺構と伝承施設の運営計画策定へ

気仙沼市は、震災遺構の保存と震災伝承施設の整備へ向けて、施設の管理運営基本計画を策定します。10月に公募型プロポーザルで委託先を募集し、来年3月まで策定する予定です。施設の概要もまとまりましたので報告します。

管理運営基本計画の策定については、8月28日の第7回岩井崎プロムナードセンター整備検討会議で説明されました。

【収支計画と管理運営主体も】

気仙沼向洋高校の被災校舎を保存する震災遺構(遺構ゾーン)、岩井崎プロムナードを復旧する形で併設する震災伝承施設(展示・体験ゾーン)、校庭を活用した交流ゾーンを包括した計画とします。運営計画、事業計画、組織計画、広報計画、収支計画で構成し、開館時間、利用料金、管理運営主体、収支試算などをまとめます。

【共同体での応募を想定】

計画策定業務の委託先は、提案内容も採点対象とする公募型プロポーザルで決めます。10月上旬に募集を開始し、11月下旬の審査予定です。参加資格は①市内に事業所を有する法人または団体②東日本大震災の伝承等に関する活動実績があること③博物館等の管理運営計画または同様の計画の策定実績があること、など。この条件を満たせる団体は市内で考えられないため、共同体での参加が想定されています。参加団体が指定管理者としてステップアップすれば、地元にノウハウを残せるという思いもあります。

【内部公開範囲を拡大】

2019年(平成31年)3月にオープン予定の震災遺構と伝承施設の内容も固まってきました。北校舎の1階も内部公開の範囲とする一方で、校庭の芝生化は復興交付金で認められず、財源を検討中のため、遺構のオープンまで整備が間に合わない可能性があるそうです。「市民の負担にならない収支計画にしたい」との説明もありました。年度内には工事に入りますが、工事中も外部から見学できるように配慮します。ゾーンや施設の詳細は説明資料をご覧ください。これまでの経緯は2016年11月のブログ気仙沼復興レポート㊱にあります。

 

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