新病院の内部、三陸道の巨大基礎【市議会調査報告】

気仙沼市議会東日本大震災調査特別委員会で、完成した新市立病院、三陸道の工事現場などを視察調査してきました。ビッグプロジェクトが同時進行で行われており、別なまちに来ていると思うほどでした。

【新病院には730台の無料駐車場、驚きの眺望】

最初に紹介するのは、4月28日に完成した新市立病院です。地上6階、地下1階で730台の無料駐車場、ヘリポートもあります。

現在の病院に比べると、内部はまるでホテルのようでした。病室の窓からの眺めも良かったです。医療機器などの設置をこれから進め、11月に開院する予定です。

【小泉の巨大防潮堤。工事は遅れ気味】

宮城県が進めている本吉町小泉地区の中島海岸防潮堤は、工事の進捗率が62.1%でした。津谷川を含めると堤防の総延長は4590mにもなります。本年度内の完成を目指していますが、国道45号や三陸道との関係で、河川堤防の工事は30年度に持ち越すことになりそうです。

中島海岸の防潮堤は海抜14.7mの計画に対し、12.3~13.6mまで進みました。

EPSON MFP image

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【東北最大級の三陸道基礎工事】

三陸道は震災から10年以内の全線開通を目指しています。気仙沼湾は全長1344mの橋で横断しますが、湾内で行われている基礎工事を見学してきました。

気仙沼湾には高さ100mの鉄塔を建てる計画です。塔の基礎は、鋼管で囲いをつくって海の水を抜き、深さ26mの穴を掘ってコンクリートを流し込みます。その規模は東北最大級になるそうです。

 

本年度中に開通予定の気仙沼バイパス~大谷間(7.1㎞)では、順調に工事が進んでいました。面瀬川付近では夏ごろに造成を終えて舗装に入り、7月ごろには面瀬川に橋を架けます。

 

 

 

 

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