尾崎の防災公園【計画概要】

気仙沼市が尾崎地区で計画している防災公園。5日夜に松岩公民館で開かれた説明会で、公園機能をはじとする計画概要が示されました。

防災公園は復興交付金の基幹事業で、100%国費によって整備されます。事業費は、用地取得を含めて約4億円です。

■説明会に模型を用意

今年1月に地域住民とワークショップ形式の意見交換会を開き、多目的広場や緑地の配置、用途などを話し合いました。その結果をまとめて説明会に臨みました。今回は模型も用意しました。

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海抜6mで津波からの緊急避難先となる築山は、ランドマーク(特徴的な景観)とする考え。住民から要望された尾崎神社との一体整備は困難(防潮堤の管理などのため)だが、連絡通路を用意します。築山の表面には芝を張ります。

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■桜の植樹も検討

公園の地盤は、全体的に海抜1.8m以上に盛り土しますので、築山の実際の高さは4mほどです。緑地には子供用の遊具を設置し、防災林との境には桜の植樹を検討しています。多目的広場は野球やサッカー、地区運動会ができる広さです。

公園内には、トイレや水飲み場、ベンチなどの必要な施設を整備します。尾崎に合わせた標準的な施設数と配置案は下図の通りです。

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■28年春の着工目指す

今後、都市計画決定、事業認可を経て用地買収に入り、28年4月ごろの着工を目指します。当初は27年度内の整備を目指していましたが、完成は28年度になりそうです。

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気仙沼市内では、南気仙沼地区にも防災公園を整備します。階上の杉ノ下地区にも漁業集落防災機能強化事業の効果促進事業で防災広場を整備し、緊急避難用の築山を設置します。

 

 

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