気仙沼向洋高校を震災遺構に

震災の恐ろしさを後世と被災地外に伝えるため、気仙沼市は気仙沼向洋高校の被災校舎を震災遺構として保存する可能性を調査します。
調査費用約5千万円は第9次復興交付金に申請しました。
認められれば、
構造物としての安全性、
保存費用と維持費用、
経済波及効果などを周辺地域の活用と合わせて調べます。
DSC_0033校舎を解体した場合の費用(約4億7000万円)を上限に国から保存の初期費用が交付されますが、施設規模が大きいため、しっかりとした利活用策を示せなければ、市民の理解は難しいです。
鹿折地区に打ち上げられた第18共徳丸が姿を消した今、保存の可能性についてできる限り探ってほしいところです。この校舎保存は、地元の階上地区も要望しています。
なお、小泉地区のシーサイドパレス、面瀬川水門、JR気仙沼線の大川鉄橋も遺構候補となりましたが、いずれも保存の可能性は「×」でした。
市は今後、震災遺構検討会議を設置し、遺構の取り扱い方針を決める考えですが、維持管理費などによっては保存を断念する選択肢もあります。。まずは調査結果が注目されます。

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