市道整備問題などで一般質問します

うっかりしていて直前の告知になってしまいましたが、気仙沼市議会の定例会で一般質問します。12月13日の4番手ですので、午後2時ごろに登壇する予定です。

質問項目は①認定こども園の問題②移住者のための住宅不足③市道整備問題・・の3点です。

認定こども園の問題は、市が策定した整備計画通り進めていくための課題をあらためて整理します。

移住者の住居不足については、仮設住宅の空き室活用について可能性を再度追求します。

市道整備は、地域から要望が多いのですが、市は対応できる状況にありません。その理由を市民に知ってもらうとともに、今後予定されている整備計画策定に必要性の評価制度導入を提案します。

質問の成果は、なるべく早くホームページで報告します。

詳しい質問内容は下記にまとめました。PDFデータはこちらです⇒%e4%bb%8a%e5%b7%9d%e6%82%9f%e3%81%ae%e4%b8%80%e8%88%ac%e8%b3%aa%e5%95%8f%e9%80%9a%e5%91%8a%e6%9b%b82016-12

 

1.児童福祉施設等再編整備計画の推進について

(1)認定こども園の開設をメーンとした市児童福祉施設等再編整備計画について、これまでも一般質問等で議論してきましたが、期待していた動きが見えないまま時間が経過しています。子育て支援が待ったなしであることは言うまでもありません。最近の取り組みと今後の見通しなど次の点について伺います。

①6月定例会一般質問で保育所や幼稚園の公立と私立の役割分担について、「具体的な協議の場を早急につくる」と答弁しました。その後、話し合いは進んでいますか。協議項目と今後のスケジュールを示してください

②民間との協議については、2月定例会の代表質問で「市としての基本方針をもって話し合いの場をつくりたい」と答えています。市と民間の役割分担などについて、基本方針が固まっていれば説明してください

③11月22日の面瀬地区市政懇談会で、面瀬地区に計画している認定こども園について「適正規模の再検討が必要」とし、建設までに岩月保育所と前沢保育所の先行統合を検討することが説明されました。再検討の手法とスケジュールについて市の考えを示してください

 

2.移住者受け入れのための住居確保について

(1)気仙沼市では震災後、移住者の活躍が目立つようになりました。一方で、少子高齢化の急激な進展によって年齢構成のバランスが崩れ、水産加工場や福祉施設などで働き手不足が深刻化しています。そうした中で、Iターン政策は重要な位置づけにあります。市は地方創生の総合戦略で転入超過を目指し、空き家バンクを始めるとともに、移住・定住促進センターを開設して対策に本腰を入れようとしています。ところが、市外から就職・移住したくても市内に住居が見つからないという問題が発生し、気仙沼にとってせっかくのチャンスを逃しています。そこで、移住者受け入れにかかる課題など次の4点について市の考えを伺います。

①市が9月にスタートさせた空き家バンクの利用状況と課題、改善策を示してください。また、10月にプレオープンした移住・定住促進センターの状況と相談内容について説明を求めます

②市内の民間賃貸住宅の空室状況、みなし仮設住宅が解消されたあとの見込みを市としてどのように把握していますか。また、市として把握するための仕組みがありましたら示してください

③応急仮設住宅の空き室には、1年以内であれば移住者を入居させることが認められています。昨年の6月定例会一般質問では「できるだけ柔軟に対応する」と答弁していましたが、これまでの活用状況と周知方法、今後の受け入れ方針について市の考えを示してください

④入居者がいなくなった応急仮設住宅については、県から市が無償譲渡を受けて活用する仕組みがあります。民間賃貸住宅が不足する復興期間において、移住者の一時的な住居として活用する考えはありませんか

 

3.公平で効果的な市道整備のための仕組みについて

(1)11月に始まった市政懇談会では、市道整備に関する要望が多く、期待されていた住民参加のまちづくりへ向けた議論の時間が少なくなってしまいました。市は道路整備でも復旧・復興事業を優先すると宣言していますが、その意味とそうしなければならない状況については市民に十分伝わっていないからではないでしょうか。市道整備計画が未策定のまま新規事業化している路線もあり、道路整備の優先度を決めるルールを市民と共有することが必要です。市民の関心が高い市道整備について、次の6点について市の考えを伺います。

①道路整備要望が多いのは、市の道路改良率、舗装率が県内最低レベルにあるためです。その原因をどのように分析し、対応しようとしているのか説明を求めます

②市は「復旧・復興事業で整備する270路線74㎞の整備を優先する」と宣言し、「そのほかの路線の改良・舗装については緊急度を精査する」と説明しています。270路線74㎞を優先しなければならない理由をもっと市民に分かりやすく伝えるべきと思いますが、市の考えを示してください。

③未策定の市道整備計画について、2月定例会の各会派の代表質問で、これから5年間を要する復旧・復興事業が完了した後を計画期間にして策定すると受け止められる答弁がありました。当初は26年度内の策定を目指し、27年12月定例会の一般質問でも「新しい市道整備計画案の策定に向けて準備を進めている」と答弁しており、市の方針が二転三転しています。新たな市道整備の策定時期と計画期間について、明確な答弁を求めます。

④市民から道路整備の要望が相次ぐ中、道路整備計画の空白期間について、復旧・復興事業以外の道路整備はどのような優先度で事業化するのでしょうか。市の考えを示してください。

⑤新潟県上越市は道路整備計画の中で、道路整備チェックリストをつくり、交通量、整備コスト、迂回路の状況、沿道利用の状況などの評価項目ごとに配点する仕組みを公表し、公平で透明性のある道路整備を進めています。当市でも優先度などを市民に分かりやすく示すことが必要です。評価制度の導入と公開について市の考えを伺います

⑥市は5年間の中期財政見通しを公表しており、その中で道路整備が含まれる普通建設事業費の推計も明らかにしています。年度内に策定する公共施設等総合管理計画によって既存施設の更新や維持にかかる費用も明らかになります。認定こども園の新設、ごみ処理にかかる施設更新など、既定路線の公共事業もあります。新たな市道整備計画の策定にあたっては、財政見通しとの整合性を持たせた上位計画として公共施設の総合的な整備計画が必要です。市の考えを伺います

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