気仙沼市議会定例会の中間報告

気仙沼市議会2月定例会(2月13日~3月13日)の中間報告です。これまで議案の説明、代表質問、一般質問などがありましたが、私が注目したことを8項目にまとめてみました。

1.市役所の庁舎整備へ1億円の積み立て

26年度補正予算には、庁舎建設基金積立金に1億円を計上しました。本庁舎は昭和35年の建築であり、県内で最も古いうえに耐震化もしていない庁舎になる。菅原市長は「災害時に庁舎が被災しては申し訳ない」とし、1億円積み立てによって危機感を表面化させたことを説明しました。具体的な計画については、復興事業に目途がつき、財政が安定しないと「大きな借金はできない」としながらも、「合併特例債を利用するとなると期限がある」とそう遠くない時期での具現化を示唆しました。

2.土地区画整理の進捗状況

鹿折、南気仙沼、内湾の土地区画整理に伴い、地権者が仮住まいするための住宅が計128戸、事業者のための仮事務所が45件必要になることが説明されました。盛り土の進捗率は鹿折49%、南気仙沼34%、内湾1%でした。

3.慰霊・追悼の場を高台に整備する方針

東日本大震災の犠牲者のための公的な慰霊・追悼の場がないため、市は1カ所を選んで整備する考えを示しました。場所は東日本大震災クラスの津波で浸水しない場所で、追悼式などが行える広さでの整備を考えています。市民からも広く意見を聞く方針です。ただし、国が復興交付金の効果促進事業で認めているのは被災宅地を活用する内容であり、国との協議が難航していることも説明されました。

4.一般廃棄物最終処理場の整備

気仙沼、本吉、唐桑にある最終処分場は、34年度まででいっぱいになってしまいます。市は新たな処分場を整備するため、市内全域から候補地を探すための検討を27年度に庁内で始め、28年度までに住民合意、29年度の調査、31年度の整備着手を予定しています。維持管理を考慮し、新たな処分場は1カ所とする考えです。

5.中央公民館は30年度の完成予定

被災した気仙沼中央公民館は、旧河北ビルで仮復旧していますが、新しい中央公民館を30年度に完成させます。場所は南郷の災害公営住宅の川向かいです。28年度の設計を予定しています。復興市民広場とは別に、南運動公園を併設して復旧する考えです。

6.子ども医療費無料の拡大に意欲

子どもの医療費について、通院は小学校3年生まで、入院は中学校3年生まで無料にしています。しかし、他市町が対象年齢の引き上げが相次いでいることなどを受け、菅原市長は「可能な範囲での対象者拡大を前向きに検討する」と答弁しました。菅原市長は市町間の過度な競争を懸念し、国が一律で引き上げるべきだとも主張しました。

7.地域自治区は28年3月で廃止

市町合併に伴って本吉、唐桑に設置されていた地域自治区について、菅原市長は「役目を終えつつある。(合併協定の通り)28年3月で廃止する」と表明しました。それぞれの総合支所は残すが、「支所にいる職員の能力が十分に発揮されていない」と職員体制を改善する考えも示した。

8.パークゴルフ場は「必要性を認識」

愛好者から要望され、健康対策にも効果があるパークゴルフ場について、白幡勝美教育長は「必要性は認識している。体育協会と設置するワーキンググループで、それぞれの広場や運動場の内容を協議していきたい」と答弁しました。菅原市長は「南気仙沼の復興市民広場では9ホールもとれないが、市全体の中で36ホール、18ホールの可能性は捨てず、手出しも覚悟で検討している。今回できないと、もうできない」と意欲を見せました。

※あと27年度予算の審議などが残っています。続きは終了後に報告します。

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