気仙沼水産試験場の新築工事

気仙沼市岩井崎にあった宮城県の気仙沼水産試験場。津波で全壊したため、近くの波路上ふれあい漁港内で新築工事が進められています。27年度内の完成予定です。

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新しい試験場には、鉄筋コンクリート造3階建ての本庁舎のほか、平屋の種苗生産棟を整備します。種苗生産棟は、養殖業者が種苗生産技術を学習し、種苗を生産するオープンラボとして開放します。恒温飼育室や微小藻類の精密培養室も整備し、藻類だけでなく、二枚貝の種苗生産も可能になるそうです。

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現在は基礎工事が行われています。

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気仙沼水産試験場は震災後、海から離れた仮設庁舎で業務を継続しています。長年蓄積してきた研究データ、調査機器などを津波で失いましたが、全国の研究機関からの支援などを受け、漁場環境のモニタリング、磯資源の調査、養殖技術の開発支援などに取り組んでいます。

23年9月に公表した気仙沼水産試験場の調査報告集2011.9 翌年の気仙沼水産試験場の調査報告書2012.8に震災後の活動が紹介されています。

なお、波路上ふれあい漁港は、水産庁の事業認定を受けた波路上地区マリノベーション計画として埋め立て整備していますが、震災前に計画規模を縮小しています。広域漁港として20haを埋め立てて岸壁などを整備するだけで当初は26.5億円の事業で、物産施設やレストラン、公園、ソフトボール場、テニスコートも整備する計画もありました。変更後は15.4億円の事業となり、23年度までに完成の予定でした。

※下記の図面は、いずれも18年度の公共事業再評価で示されたものです。その後、財政悪化が進み、公園や施設などの具体的な整備計画は棚上げされています。

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