復旧・復興へ質問受け付けます

気仙沼市議会議員として3カ月が経過します。
ここまでは資料の整理、議会への準備などに時間を費やしてきましたが、軌道に乗ってきましたので、どなたからでも質問・要望を受け付けたいと思います。
新聞風に言えば「復興110番」です。気仙沼市民だけでなく、出身者、市外の方、支援者の方、どなたでも構いません。
復興が進むにつれ、問題はどんどん複雑化し、ずっと携わってきた人でなければ良く分からなくなっています。どんな単純な疑問にでも誠実に答えたいと思います。
防潮堤問題をはじめ、JR、人口減少、小・中・高校と保育所の再編、土地区画整理、災害危険区域、住宅の再建支援、道路関連、仮設住宅、市の予算、魚市場整備、災害公営住宅、防災集団移転、防災、震災遺構などなど、どんなことでも質問してください。もちろん、政策に関する提言、要望も歓迎します。質問への回答は公表(個人情報等は除く)していきます。
私たち市議会議員は、皆さんの役に立ちたくてこの仕事を選んでいます。どんどん活用してください。結局は、議員に任せるだけでなく、皆さんの参加がなければ復興もまちづくりも成功しません。どんな小さなことからでもいいので、市政に関心を持ってください。

《質問の例》
➀災害公営住宅に住むメリットは何?
➁防潮堤は本当に必要なの?
➂人口はこのまま減少するの?
 …と抽象的な内容を例示しましたが、具体的な質問だと助かります

7 Comments

  1. 大塚博子

    早速失礼いたします。市内の避難道の整備計画が一覧できるページなどはございますでしょうか。新しく作る避難道の計画と、幅員を広げる、嵩上げするなど、「避難道」として効果的に機能するための対策が講じられた箇所がどこを通るか、知りたいです。

    また、地区毎にコミュニティセンターなどを兼ねた緊急設備を持つ避難所を作って欲しいという意見を耳にします。市はどのような対策を立てているでしょうか。お教えいただけましたら嬉しいです。

    Reply
    1. 今川 悟 (Post author)

      さっそくの質問ありがとうございます。「復興110番」のコーナーに回答を掲載しました。どんどん質問をお願いします。

      Reply
  2. お読みいただいているかもしれませんが拙ブログで大船渡線・気仙沼線の再建について何度か述べております。内容を整理してみましたのでコメント欄を利用してお届けします。質問ではありません、僭越ながらご参考に。
     大船渡海線も気仙沼線も「山田海線スキームで撤退する」がJR東の本音ではないでしょうか。そうさせないためには「BRTの旅客実績で撤退するって言わせない」しかない。今のコマ切れBRTでは鉄道のような「定時性」と「高速性」が出てこない。特に本吉以北の気仙沼行きでは専用路から一般道に合流するのに信号のない交差点での「右折合流遅延」とか通勤渋滞に巻き込まれる「渋滞遅延」が状態的に発生していて「便利になった代行バス」レベル。戸倉以北の未専用路区間は路床や橋梁が流出したため専用路が作れないのだから「作ってもまた津波でヤラれる区間」。路盤を自治体が「復興予算」で新設し、舗装と付帯設備はJR東、というスキームでまずはBRTの完全専用路化を目指すべきではないでしょうか。必要なところは内陸移設して完全専用路化してあげればなかなか「撤退」をJRは言い出せないだろうし、旅客実績が良くなれば「再鉄路化要望」を地元が大きい声で言えるようになると思います。
     不動の沢~最知間と階上~小金沢間は路床や橋梁の流出が多く大谷海岸周辺の防潮堤や南気仙沼周辺の復興計画との兼ね合いからJRも専用道化を断念していると思う。ルート変更については議論・検討に時間も要するだろう。ひとまず市や県がリードするかたちで仮ルートを決め、復興予算で仮専用道を建設し、JRに無償貸与すべき時期なのではないだろうか。既存の建築物が無ければR45の隣接地を買い上げるか借り上げるかして簡易舗装の1車線道を仮設すれば良いことだろうし、道路であれば仮設橋梁で対応ができる。南気仙沼周辺は大川の南岸堤防上を専用道化(堤防整備中は仮道で対応)すれば南北の専用道をつなぐことができるのではないでしょうか。
     旅客実績を上げるためにも戸倉・志津川間のホテル観洋前駅新設とBRT仙台直行便を提案したい。
     ホテル観洋は国道45号線沿いにあり、国道の反対側を気仙沼線が通っていて今はBRT専用道になっている。このホテルへのアクセスは志津川駅・戸倉駅から町営バス(本数少ない)かタクシー、仙台・気仙沼間の高速バスもホテル前で乗降できる(4往復/日)、そしてホテルの無料シャトルバスが仙台駅東口から出ている。宴会や日帰り入浴で近隣からの利用客もいる。マイカー利用者が圧倒的に多いのだが「飲んだら帰れない」。仙台から高速バスに乗るとホテル前で降りれるのにもっと近くからBRTで来た人は手前の駅で降りタクシーでBRTを追いかけるようにしてホテルに行くようなものだ。駅といってもプレハブ待合室と駅名標だけのものだ。団体さんが乗降するのに狭そうだというなら、観洋が土地を提供(無償貸与ぐらいかな)するだろうと思います。
     乗換なしで気仙沼から仙台駅まで2時間程度でいけるような手段でなければ、仙台直行需要は高速バスに取って代わられ、BRTの運行本数は順次減便していき、誰も利用しなくなります。この仙台からの高速バス、宮城交通が運行している。震災前は2往復だったように記憶しているが、4往復に増えている。いつの間にか気仙沼線の快速南三陸の需要を吸収したかのようだ。これではBRTの旅客実績は伸び悩むに違いない。宮城交通といえばBRTの運行をJR東から受託している会社だ。この高速バスもBRT専用道を走行させて「BRT快速南三陸号」にしてはどうでしょう。当然、JR気仙沼線の時刻表にも掲載する。地元の人から見れば大した違いではないかもしれないが、遠来の観光客からすれば雲泥の差になるはずです。
     戸倉以北が完全専用道化すれば志津川周辺・大谷周辺と気仙沼市街地の渋滞回避もできて従来の高速バスよりもスピードアップする。ただ懸念されるのは残される仙台東IC仙台駅間の混雑。一般の高速バスよりも定刻性を持たせたい。で、思い浮かんだのが利府にある新幹線車両基地。三陸道から分岐する仙台北部道路が巨大な陸橋で車両基地をオーバーパスしています。北部道路と車両基地の間にアクセス路を作るか、利府塩釜ICから一般道で車両基地に入り、仙台駅まで新幹線高架橋の下部にBRT専用路を増設して仙台駅2階北側に気仙沼BRT専用ホームを設置して発着させるなんてことまでJRはしないか・・・。そもそも気仙沼市として言うべき範疇では無いのかもしれませんけど。
     最後に大船渡線について。鹿折から気仙沼まで専用道化することが決まりましたが、鹿折唐桑駅は鹿折地区の中心地にはあるけれど、周辺部からのアクセスはいまいち。また、気仙沼駅と鹿折唐桑駅の間の市街地とか大島への汽船利用者が利用するのにも若干遠い。簡易な待合室だけの駅になるのでしょうから、現地ではなく国道45号線バイパス付近と、鹿折地区の南端部、そしてトンネルに挟まれた気仙沼市役所に設置されれば利便性が向上し利用者増につながるものと思います。また、気仙沼線BRTの大船渡線専用線に乗り入れ鹿折唐桑駅折り返し、大船渡線BRTの気仙沼線専用線乗り入れ本吉駅折り返しを組み合わせれば、通勤・通学・通院利用の増大につながるものと思います。

    Reply
    1. 今川 悟 (Post author)

      具体的な提案、大変勉強になりました。私もBRTによる全線専用道化をまず目指すことに賛成です。このまま中途半端なまま時間ばかり経過すると、肝心の復興財源が底をついてしまうからです。
      ただ、全線という定義が問題です。運休中の気仙沼~柳津なのか、柳津から前谷地までなのか、あるいは小牛田や仙台までなのか。全線BRT化を検討する姿勢を打ち出し、それぞれのメリットとデメリット、実現性を調べ、沿線住民とともに話し合うべきと思います。
      BRTなら避難できるため、ルートは原形復旧できます。JRは原形復旧に要する300億円分は負担する方針を示しています。河川堤防整備に伴う軌道のかさ上げが必要な箇所もありますが、全線BRTの専用道化は可能と捉えています。しかし、国もJRも気仙沼市も及び腰で、主体的な姿勢が見られず、誰からも言い出せずにいます。
      なお、BRTの高速性については期待薄です。鉄路時代でも気仙沼~仙台の快速は約2時間でした。BRTの専用道は、一般道と同じように最高時速60キロに制限されます(ガイドレールなどの特別な対策を講じることで高速走行が可能になります)。三陸道が全線開通(33年度見込み)すると、気仙沼~仙台は90分の時代がきます。いくら専用道でも高速道路には勝てません。三陸道との役割分担も必要だと思います。三陸道から仙台駅へのアクセスは、仙台地下鉄東西線をうまく利用できないでしょうか。

      Reply
  3. 遠藤 貴宏

    気仙沼市 市議会議員
    今川 悟 様

    突然のメール、失礼致します。今川様が気仙沼線の復旧に強く取り組んでいるとお聞きし、今回お便りを送らせて頂きました。長文となりますが、最後までお読み頂ければ嬉しく思っております。
     私は震災前からBRTとなった現在に至るまで、ずっと気仙沼線を利用してきました。その私の目線から見て、気仙沼線は何があっても「必ず鉄路による復旧を行う必要がある」路線と、強く確信させて頂いている次第であります。
     その最大の理由が、「BRTでは永久的に震災前の速達性を実現出来ない」という事です。気仙沼線の役割には「地域の通勤・通学・通院」の他に、「仙台方面への移動手段」という役割がありました。快速列車で2時間というアクセスは、現在でも車や高速バスでは成し得ていない事です。その便利さから利用者数も多く、お盆や正月・GW等の期間では、車内が首都圏の通勤ラッシュのようになっていた事を憶えています。また普通列車でも3時間で到達出来た事から、定時制に劣る高速バスよりもJRを選択した方々が多くいた事実も記憶している次第です。
     今川様のレポートにもありましたが、現在はそれが4時間も掛かっております。2時間も一般乗合のバスに乗り、柳津でわざわざ乗り換えて仙台まで行く者は居りません。BRTに乗る度に、鉄道時代の有難さが身に染みる思いです。
     現在の気仙沼線は震災前に比べ、利用者数が半数以上も減りました。私はその理由こそが、「BRTには速達性がない」からであり、多くの人々が車や高速バスへとシフトしたからだと確信しております。ここで強調したいのはシフト者の大部分が好きで高速バスや車を選んだのではなく、「気仙沼線の方が不便であるから」という仕方のない理由であるという点です。故に私は「現在BRTを利用していない多くの人々も、気仙沼線の復旧を強く望んでいる」事をお伝えしたいと思っております。気仙沼線に求められているのは速達性であって、運転本数ではないと言う事です。
     BRTになった今、運転本数は確かに鉄道時代に比べ大幅に増えました。しかし運転本数の多さこそが、本当に多数の利用者が望む事なのでしょうか。現在の利用状況が、答えを示していると私は考えております。
     また仮にBRTが固定化した場合、その利点も失われる日が来ると予測しております。BRT、つまりバスは増便もしやすければ、減便も簡単であるからです。現状の利用状況が続けば、震災が風化した頃に必ず本数削減があると思います。その時になって「鉄道は良かった」と言っても遅いのです。「気仙沼へ通う志津川の高校生が、鉄道よりも遅く、定時性もない、乗り心地の悪いBRTを、鉄道時代と同じように2時間待つ」と言う光景を、私は将来見たくはありません。今の利点だけ見て安易な判断を下すのではなく、こういった懸案事項も、どうか切に議論の対象として組み込んで頂ければと思っております。
     今川様のレポートにもありました通り、最も困難を極めているのが復旧費用であると思います。JRは400億の負担を行政に求めていますが、これは逆に言えば400億あれば鉄路再開が成されるという公言でもあります。
     気仙沼線が担ってきた役割、即ち「速達性についての説明を国に詳細にプレゼンテーションする」事が復旧支援の理解へと繋がりませんでしょうか。仙台まで2時間というアクセスは他の交通機関では代替出来ないという旨を全面に押し出し、その強みを元として地域振興にどれだけ活力を与えてくれるかを試算した上で、これをデータ化して開示する。そういった事を行うことが、気仙沼線復旧に対するご助力が頂ける最初の一歩だと私は考えております。
     気仙沼線の強みは何と言っても「速達性と、それに見合っていた仙台方面への需要」です。確かに三陸道といった懸案事項もありますが、仙台までの到達時間が車と同じならば、快適で安全で定時性の高いJRを選択する人も多いと思います。また仙台や仙台まで新幹線で来る首都圏の観光の方々は、車と同じ到達時間であるならJRを選択する方も多数居るはずです。気仙沼線700億の費用は、決して無駄にはならない費用になりえるはずです。こういった事を地元が積極的にPRするのが、気仙沼線全線復旧の第一歩だと思っております。
     どうか気仙沼線の事、切に切に、よろしくお願い申し上げます。

     長々と失礼いたしました。今後も今川様の活躍を応援致しております。

    遠藤 貴宏
     

    Reply
  4. 今川 悟 (Post author)

    遠藤さん、コメントありがとうごさいます。思いのこもった内容ですので、こちらも真面目にお答えしたいと思います。
    私は父も祖父も国鉄マンで、気仙沼の鉄路復旧を願う1人であるという前提でお話させていただきますが、現状を分析すれば鉄路復旧は困難で、あとは政治力次第という状況にあります。そして、あえて「政治家の1人」として意見するならば、BRTの充実化へ路線変更を検討する時期にきていると感じています。
    鉄路復旧に関して私はいろいろな場面で問題提起してきましたが、残念ながら遠藤さんのような強い思いを持った方は少数でした。JRが求めるように鉄路復旧へ公費を投じるなら、地域の強い思いが必要なのにです。
    今の時点で、鉄路復旧がいいのか、BRTの恒久化がいいのかは判断していませんが、まずは互いのメリットとデメリットを挙げて、みんなで議論するべきだと思います。指摘のあった速達性と定時性の問題は、全区間をバス専用道にし、ガイドウェイを導入することである程度解決できます(柳津以降の乗り継ぎに課題は残りますが…)。
    レポートでも提言した通り、鉄路復旧へのステップに「地元による利用促進策の提示」も欠かせませんが、気仙沼市は慎重です。「速達性のプレゼンテーション」にも通じますが、沿線自治体が国やJRに鉄路復旧の必要性を数値で示したことはなく、そこに鉄路復旧の決断が遅れている原因を私も感じています。
    できるだけ、鉄路復旧を目指しますが、現実としては土地区画整理や防潮堤整備などでBRTの方が柔軟に対応できることがあり、総合的な判断も必要になっています。いずれにしても、結論の先送りは鉄路復旧にもBRT充実にもマイナスです。復興予算の問題もあり、年度内の結論を目指します。遠藤さんも世論を盛り上げてください。衆院選の6区の争点となるかも注目したいです。

    なお、以下に市議会9月定例会の質問内容を添付します。行政側のスタンスを確認してもらえればと思います。

    ◎2番(今川 悟)、震災から3年半が過ぎて、実現が困難と思われる事業や決断を急がなければならない事業が見受けられるています。市として震災復興計画に盛り込んだり住民に示したりしている事業の中で、財源の問題などから実現が困難になっている事例は幾つあると把握しているのかお尋ねいたします。
     復興計画の25年度下半期時点の自己評価では、総合評価で公共施設の命名権売却、トラックターミナル整備など5事業について問題があると分類しました。しかし、計画どおりと評価しているJR線の復興のように、行政と市民の評価が異なる点が見受けられます。特に鉄路復旧とBRT化は将来のまちづくりへ影響していく課題でもあります。限りある国の復興予算に財源を頼っている事業の中で、市はどのタイミングで実現困難と判断するのでしょうか。実現困難、計画見直しと判断する基準とあわせてお示しください。
      また、膠着状態にあるものについて、いずれ決断を求められることになります。特に影響が大きいJR気仙沼線については、BRTを積極活用する選択肢もあります。結論が急がれています。南三陸町は3月にアンケートを実施し、BRTの利用実態とともに、鉄路がいいか、BRTがいいかを町民に尋ねました。岩手県の山田線では、地元自治体が利用促進策を考え、結果的に鉄路復旧に進んでのだと私は感じています。
      私は、このような取り組みを重ねた上で、最終的に判断できると思います。そこで、JR線の復旧について、気仙沼市でもアンケートを行ったり、利用促進策を検討したりする考えがないかをお尋ねいたします。
    ◎議長(守屋守武君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。
    ◎市長(菅原 茂君) 実現不可能と判断する基準とタイミングについてでありますが、復興計画に掲載した194の重点事業のうち、現在のところ財源の確保や記載内容について苦労しているものもありますが、粘り強く挑戦するとともに、全体環境を見据えた上で一部については見直しも検討してまいります。
      JR線の復旧については、本市としてはあくまで鉄道による復旧を望んでおり、BRTは仮復旧の位置づけであります。このことについては、今年度においても国土交通省鉄道局や東北運輸局並びにJR本社と意見交換を行っておりますが、国の財政支援やJR東日本からの明確な復旧計画はいまだ示されていない状況であります。
      しかしながら、鉄道復旧の有無や復旧する場合の内陸への路線変更は、他のまちづくりに絡んだ復興事業にも影響することから、これまで議論の中心となってきたJR線復興調整会議の再開と出席者の格上げや作業部会の設置などを引き続き求めるなど、対応の加速化を図ってまいります。
      なお、本件については、実現困難とか計画見直しと判断する状況に至っていないと考えておりますし、その基準を明確にすることは協議や交渉において必ずしもプラスに働かない場合もあると考えております。
      JR線復旧に向けたアンケート調査や利用促進策については、状況に応じて必要と判断した場合は検討してまいります。
      また、他の事業において、継続的な検討の結果、実施困難となる事業も出現すると思われますが、そのように至る経緯はさまざまな要因が考えられ、その場合には判断手法や基準も含め適宜対応し適切に判断するとともに、半期ごとの進捗評価時や震災調査特別委員会などにおいて報告してまいります。
    ◎議長(守屋守武君) 2番今川 悟君。
    ◎2番(今川 悟君) 実は、この質問の意図というのは、さっき言いましたけれども、市としてはあくまでもJR復旧を望んでいるということなんですが、住民の中にはやはり相当いろんな意見が出始めてきました。これは、実は最初から心配されていたことでして、鉄路復旧が長引けば長引くほど、今の交通体系に市民がなれてきて、鉄路が復旧じゃなくて新設扱いになってしまうのではないかということが最初から専門家が市に指摘していました。高校生も、もう新しく入った子供たちは、鉄道による通学というのを知りませんし、そういう中で本当に鉄道復旧がいいということは、市が信じてやるのもいいんですが、住民のほうの中にやはり鉄道のそのことはどんどん薄れてしまっています。それで、目の前にあるBRTのほうがいいんじゃないかという意見まで出てきました。これは、市としては危機感を持ってこれから対応してほしいと思っているのは、じゃあその利用促進策というのは、山田線では国へ復旧を急ぐために提出しました。これは実は、利用促進策なんですけれども、震災前に比べて利用促進策が成功したとしても利用者が減るという利用促進策だったんですね。それで、私はこんなことを出しても本当に大丈夫かと思ったんですが、結果的にはJRは、移譲という形ですけれども、鉄路復旧に向けて進んだように感じました。
      あと、南三陸町のアンケートも決していい結果ではなくて、その48.5%ぐらいの方が鉄路復旧を望みました。これ、正直半分切っている数字ですので、実は国にこれから求めていくときに、鉄路復旧を望む町民が48.5%というのは、実は反対の材料になってしまうんじゃないかという懸念もあります。
      でも、その中で利用促進策については急いでほしいと思うんですが、というのはやっぱり住民に鉄路があることのメリットをしっかり発信しなければいけないと思うんです。つまり、気仙沼市がこれからつくっていく利用促進策というのは、JRや国に対して早くつくってほしいというメッセージと、住民に対してJR線があるメリットというのを示さなくちゃいけないと思うんです。そういう意味では、早く利用促進策をつくって、つくる作業に着手して、やっぱり住民側にも鉄道が必要だということを、市がそのように思っていることは十分理解できますので、鉄道があることのメリットというのを説明しなくちゃいけないと思うんです。
      それで、さっき市長は「その状況に応じて」とおっしゃられましたけれども、その状況といのは今なんじゃないでしょうか。もっと先、これはいわゆる国が予算、概算要求ではどうやらその気仙沼線に関わる復旧費用というのは国交省等には入っていなかったようですけれども、先日東北運輸局の鉄道部のほうに電話して聞いたら、どうやらそもそも予算を上げていなんじゃないかなというふうにさえ感じるんですよ。もっともっと、担当課から予算を上げていない、それも前々から心配されていたことなんですが、そういう状況を考えると、今地元のほうからアクションを起こしていかないと、この問題はずうっと膠着状態になるような感じがします。市長が考える「その状況に応じて」の状況とはどういう状況なんでしょうか。
    ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。
    ◎市長(菅原 茂君) JR、また東北運輸局よりは実際には鉄道局ですが、何に対して反応するであろうということをよく読む必要があるというふうに考えております。
      そういうこともありまして、4月には前議長さんと一緒に行って、8月、9月かな、9月に入ってからは私単独で局長と面談をしました。その後、実際の担当の課長と面談をしました。そのこともあったので、運輸局のこっちの鉄道部長が飛んできました。というようなことで、ようやく少し動き出さなくてはいけないということの認識がそちらのほうにも伝わって、我々も会話の中で、彼らの考えとはどうなったら動くんだろうなというのが少しずつわかりつつあるのかなというふうに思います。
      それで、アンケートをやることについては、これはいろんなことが意図的にできてしまうんですね。何を前提に書くか、書かないかということもありますし、じゃあ地域、全体として高ければいいと思いますが、低いときに、じゃあ本吉町は高いかもしれない。多分、高いでしょう。今私がいろいろなところで個人個人の方にお聞きするようにしていますけれども、高いですね。そういうときにどう考えるかとか、そういうこともあって、アンケートが有効だなと思うときはしたほうがいいし、今川議員さんは、今アンケートをしないと、後でやるのは逆に危険だよという感じを今持っているということだったと思うんですね。それで、そのことだとか、最終的な決着というものはどういうふうな腹で行われるかということを考えたときに、そのアンケートでいろんなことをつまびらかにすることが、いいのかどうかという問題も含めて、まだちょっと探っている状況です。1つの選択肢としては必要だと思います。
      それで、利用促進策のほうについては、南三陸町のほう、アンケートのことに係りますが、志津川インターまでの時間がもう示されたんですね。そのタイミングだと大体のことが明らかになっているからというふうに言えるのではないかなというふうに思いますけれども、当市のほうはそういう観点でどうかなと。それはよしあし、どっちもあると思います。もう少し、やっと動き出しそうなので、全体の構図を把握してみたいなと思いますし、JRさんのほうもやはり行くたびに少し本音が出つつあるというのがあるんですよ。臼井前議長さんもちらっと感じられたとそのとき思いますけれども、そういうことも含めて、当市として最終的にどういう結論を得て、目的である当市の市民の利便性や観光客の増加につながるというようなことに、どうしてつなげるのが一番いいかを、もういろんな意味で検討していかなくちゃならない状況だなというふうに思います。今川議員さんの意見は1つの考え方だなというふうには理解いたします。
    ◎議長(守屋守武君) 2番今川 悟君。
    ◎2番(今川 悟君) わかりました。少しずつ動き出している、やっと動き出している感触を持っているということなので、それは非常に明るい状況だと思います。
      ただ、国の集中復興期間が27年度という縛りがありまして、この復旧を復興予算外でやるというのは相当難しいんだろうなということは私も感じています。その、市長がやっと動き出したというところを一気に加速するためにも、やはり地元側から何らかのアクションが、答弁でもありましたが、そのアンケートや利用促進策に限らないことでもいいと思いますので、最後にそれをやっぱりするに当たっても、結局その事務局体制だと思うんです。今、復興調整会議を東北運輸局が持っていますけれども、地元側にやっぱり事務局をしっかり持って、これは南三陸町との調整も必要ですし、大船渡線になると岩手県側との調整も必要になります。そういうわけで、どうもその要望活動も含めてなんですけれども、JRの問題、本気でどこがじゃあ一番中心になって取り組むんだというところが見えてきていないんですよね。
      ただ、気仙沼市というのは、大船渡線にも気仙沼線にもかかわってきていますから、やっぱり気仙沼市が思い切って音頭をとって事務局機能を担って、そういういろんな課題整理も含めてやっていくという姿勢はそろそろ必要なのかなという気がします。そのためには、職員の配置も当然必要ですし、あるいはどこからか応援を得ることも必要なのかもしれません。その辺、その事務局体制というかその組織づくりあるいは仕組みづくりというところを、今市長はどういうふうにお考えですか。
    ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。
    ◎市長(菅原 茂君) 各市町の状況、スタンスは、似ているようで微妙に実は違うなというのを感じています。それは、鉄路復旧に対する思いが違うというより、そのおのおののところの事情が、復興の事情のステージが違ったりしているのかなというふうに思っています。そういう意味で、先ほどお話ししましたように復興調整会議の再開をただするんじゃなくて、このままやっても同じだと思うんです。だから開かれない。それで、私のほうで直接その鉄道局長にもお話をしましたし、こちらの今まで座長をしている部長にもお話ししましたけれども、格上げして、もう首長会議にしてもらって結構だと、そのほうがいいんじゃないですかという話をしましたし、そしてそのときにあわせて今、今川議員さんがおっしゃるような意味合いでは、作業部会的なものをつくっていただいたほうが実際の問題点を洗えるという意味で出るのかなというふうに思います。
      それで、あとは、具体的には私は大谷が実は突破口になると思って、そのことを何回も言っているんですね。大谷のところを決めるとなると、JRの態度を明らかにしなくちゃならないという、何らかの動きがないと進まないんですね。そこのことも重々説明をしてきましたので、動かせていきたいなというふうに思いますし、またここは、ボールは国のほうに実は行っているという我々は認識している。そのことも何度も言ってきました。「ボールはあなたに実はあります」と。「動かなければ何も動かないし、実は誰もやりたくない仕事です」と、「地元以外は」という話をしてきましたので、ここは、あとは政治のほうとも相談をしていくタイミングだというふうに思っています。

    Reply
  5. 遠藤 貴宏

    気仙沼市 市議会議員
    今川 悟 様
     
     コメントの程、有難うございました。定例会の内容、拝見させて頂きました。気仙沼線復旧の件についてゆっくりではありますが前へと進んでいる事を感じ、多少ではありますが安心致しました。
     しかしながら今川様の質問にもありましたように、ゆっくり過ぎる印象も受けました。このまま時間切れになって頓挫する可能性も、同時に受けてしまった印象です。
     市長は「ボールは国の方にある」と発言されたようですが、ボールが返ってくるのをただ待つのではいつになるかは分かりません。ボールを返してもらうための「催促」が必要だと私も考えております。それが即ち、「国やJRに気仙沼線の必要性」を訴える事だと思っております。私に出来る事は本当に少ないですが、気仙沼線の復旧への理解を求めるべく出来る事をしたいと考えております。今川様の方にも是非とも、今後の議会に於けるご活躍の程を、よろしくお願い申し上げます。
     またこの度の総選挙の争点として気仙沼線の復旧が出るかについても、注目したいと私も考えております。もし公約の一つとして掲げて頂ければ、市民の皆様に対する気仙沼線復旧の認知へと繋がり、かつ議論進展の後押しにもなると思います。特に政治相談が必要とされるのなら、やはり「地元の国会議員さんに鉄路の復旧の必要性を詳細に明示する」のが、最初にすべき事になるだろうと強く考えております。冷静に動向を見守っていきたい所存です。
     
     今川様、諦めないで下さい。私が知る限りBRTは仮であって、本復旧ではありません。これは誰もが認める事実です。公式的には、国もJRも廃止という言葉を持ち出した事は無いと思います。つまり、「復旧は出来ない事じゃない」と言う事なんです。それは即ち、希望です。
     BRTの充実化は、もちろん議論すべきだと思います。しかしゴールは鉄路の復旧である旨。復旧を待っている人が、多数居るという事実。その基本だけは、どうか、切に、切に覚え続けていて頂ければ、大変嬉しい限りだと思っております。どうかよろしくお願い致します。
     
     昨日は日曜日でありましたのに、詳細な解答を頂きまして本当に有難うございました。今川様の今後の活躍と気仙沼線の議論前進、心から願っております。

     遠藤貴宏

    Reply

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*