鹿折の災害公営住宅は9カ月遅れか

気仙沼市議会臨時会(11月28日)の報告です。

今回の主要議案は人事院勧告に準じた職員給与の見直しでしたが、鹿折と南気仙沼の災害公営住宅の完成が遅れる見通しも示されました。再入札が必要な鹿折は28年3月の完成予定が28年12月に、南気仙沼(幸町)は28年3月の完成予定が最長で28年9月に変更です。

鹿折は8棟(284戸)を計画し、今年7月に建設業者を決める入札を行いましたが、価格が折り合わずに成立しませんでした。高額な工事のため、WTO(世界貿易機関)の協定に基づいた国際公告をしなければならず、再入札まで時間を要しています。

12月に予定している再入札では、28年3月の入居開始を目指したままでは業者から敬遠れるため、予定を9カ月遅らせることにしました。鹿折は土地区画整理で災害公営住宅の建設予定地を優先して盛り土し、10月にも建設が始まる見込みでした。入居申し込みの人気は低く、完成が遅れる影響が心配されます。

南気仙沼は、今年5月の入札で業者が決まっていました。しかし、幸町と内ノ脇を合わせて6棟(320戸)を一括発注したため、業者との協議で工期を6カ月遅らせてもいいことにしました。作業員の確保が難航したことが主な原因だそうです。設計変更や作業員宿舎整備などに伴い、事業費は約115億円に増えました。入居が遅れるのは幸町で、完成した棟から入居を始めていく方針です。スケジュールが確定してから入居予定者に説明します。

鹿折、南気仙沼とも都市再生機構に建設業務を委託しています。気仙沼市は今年6月に全体の約4割で完成が遅れる発表をしていましたが、幸町、鹿折に変更はありませんでした。鹿折以外でも、内湾地区、気仙沼駅前の第2工区はまだ建設業者が決まっていないので心配です。

職員の給与見直しは、人事院勧告に準じました。月給はプラス0.27%、ボーナスはプラス0.15カ月です。いずれも平成19年以来の引き上げとなりました。

2 Comments

  1. 28年の9月や12月の完成では仮に予定通り完成しても入居できないまま越年する方も想定されます。この冬も含めてあと3冬仮設暮らし…短工期な低層APで何割かでも代替する決断をすべき時期ではないでしょうか。

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  2. 今川 悟 (Post author)

    低層階の建物は建設が早く、できるだけ切り替えたいところですが、肝心の建設場所が少なかったので高層階になって経緯があります。しかも、鹿折は工事発注済み、鹿折は入札公告中と変更はできないタイミングになってしまいました。
    土地区画整理の地権者の仮住まいのためのアパートは計画から半年もしないで完成しています。しかし、民間に公募した買取型公営住宅は、このアパートよりずっと早く計画したのに、途中から市による用地買収に切り替えたことで時間を要しています。大きな教訓です。

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