陣山に復興祈念公園

気仙沼市が復興祈念公園(追悼公園)の候補地選定を進めていることを伝えていましたが、最終候補地は陣山に決定しました。これから国との協議を本格化させ、平成30年度の完成を目指します。

候補地は漁火パーク(唐桑)、陣山(内湾)、片浜(松岩)、日門(本吉)、津谷川右岸(小泉)の5カ所の絞っていました。さらに①気仙沼を象徴する要素②被災状況③市民のアクセス性④復興を実感できる眺望―の観点から最終候補地を決定しました。

■内湾、鹿折を一望する高台

陣山は内湾と鹿折地区の間にある丘です。がけの上にあり、館跡の埋蔵文化財もあることから、開発されずにきました。

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想定している公園の敷地面積は5000~7000平方mで、現在は松林になっています。大型漁船が近くに打ち上げられ、周辺では津波火災が発生したほか、市民のほとんどが30分以内で通え、地域に親しまれている安波山にも近いこと、かさ上げした市街地、魚市場、三陸道の気仙沼湾横断橋が眺望できることが選定の理由です。

■財源は復興予算

アクセス道の整備を含めて、復興庁と財源の協議を進め、規模をはじめとする基本計画を作成します。

公園整備は復興予算に頼ることになりますが、追悼のためのモニュメントは市民の力が必要ですし、市民が負担すべきと思います。神戸では市民や企業の寄付によって追悼モニュメントを整備し、犠牲者の名前を刻みました。

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