気仙沼の出生数。4カ月連続プラス

気仙沼市の出生数(11月)11月の気仙沼市の人口動態がまとまったので報告します。気になる出生数は33人で、前年11月を5人上回りました。なんと、8月から4カ月連続で前年同月を上回っています。

11月は33人が生まれた一方、57人が亡くなりました。転入者は78人、転出者は72人で社会動態はプラスでした。結果、11月末の人口は6万7731人(前月比18人減)、世帯数は2万6086(15増)でした。

地区別では、新月、面瀬、松岩が人口、世帯数とも増加が目立ちます。新月地区の人口は震災前に5104人でしたが、ついに6000人を突破しました。面瀬地区も6234→6320人に増えましたが、ほかの地区は軒並み減少しています。市全体では震災前から6516人減少しました。

出少数は4カ月連続プラスでしたが、4、5月が大幅に少なかったため、4月からの年度累計は247人と前年同期を7人下回っています。このペースだと、最終的な年度累計は370人の見込みです。

「進む核家族化」 気仙沼市では1世帯当たりの人数が変化しています。昭和60年は3.6人でしたが、現在は2.6人です。ちなみに、昭和30年は5.8人でした。同居する家族の数が減っている大きな原因は3つあります。一つ目は核家族化の進行で、人口が減少する一方で、世帯数は増加傾向にあることから分かります。2つ目は少子化で、3つ目は若者流出です。若者流出によって親世代は夫婦のみになり、いずれは高齢の単身世帯になります。

少子化に伴う「一人っ子率」は分かりませんが、気仙沼市が保育所再編のため25年に実施したアンケートで0~5歳児のいる家庭の状況が分かっています。祖父母と一緒に暮らしている3世代同居は49%で、地区別では落合、月立、中井、唐桑、小原木、馬籠が80%以上でした。一番低かったのは新城(アパート多い)の36%です。同居する家族の人数も調べており、16%が父母と子供の3人暮らしで、8人以上の大家族は17%でした。

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