気仙沼の出生数。半年間で13%減

気仙沼市の9月末現在の人口が公表されました。4月からの半年間で、184人の減少と落ち着いていますが、右肩下がりの状況は変わりません。9月の出生数は30人、死亡数は87人でした。この半年間の出生数は、前年同期に比べて13%減少しました。

気仙沼市の出生数(月別) 半年間でまとめると、出生数174人に対して死亡数は倍以上の407人で、差し引き233人の自然減となりました。社会動態は転入892人、転出845人という状態ですが、工事関係者の出入りもあって状況がいまいちつかめていません。来年1月には南郷地区へ災害公営住宅第1号(165戸)が完成するので、大規模な人口移動がいよいよ始まります。

出生数はこのままのペースでいくと、26年度は330人前後となりそうです。ちなみに、25年度は377人でした。昭和40年代後半の団塊ジュニアと年間1600人ほど生まれていました。

 少子化をはじめとする人口減少対策について、気仙沼市は「対策を体系化して施策を研究していく」と説明しています。市議会9月定例会でも、菅原茂市長は「総合的な人口減対策を進める」と答弁を繰り返しました。たしかに人口対策は雇用、子育て、教育環境、住まいなど、多岐にわたる取り組みが必要ですが、即効性のある対策も急がなければなりません。復興期に気仙沼が注目されているチャンスを逃してはなりません。

私は市が買い上げた被災宅地(3000カ所)の活用、回帰の機運がある農漁業業への若者就業支援についてアイデアを練っています。先のことだけでなく、今の子育て支援も抜本的な見直しが必要だと思い、認可外保育施設や公立保育所の格差などを調査中です。初めての子育てでも分かるように、まずは十分な情報提供が大切です。

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