地区別の人口推計を知ろう【2019年市政懇談会まとめ②】

気仙沼市の市政懇談会まとめ第2弾は、地区別の人口推計についてお知らせします。

人口推計というと、国立社会保障・人口問題研究所が国勢調査のたびに発表している30年後の市町村ごとのデータが知られています。気仙沼市の場合、2015年で6.5万人の人口が2045年に3.3万人になると推計されています。

【大島は30年後に6割減。人口は1005人に

気仙沼市は統計分析係を設置して、このデータをさらに分析。出生と死亡、転入と転出の動向から地区別の人口推計をまとめました(最後に世代別人口グラフを掲載)。そして、今回の市政懇談会からその内容を報告しています。

※2015年の人口は国勢調査の実績、2020-2045年の国立社会保障・人口問題研究所の推計

このデータから分かるのは、地区ごとの差異です。このままのペースだと、30年後に大島地区が60%も減る一方で、面瀬地区は46%減と差が開きます。

【2045年の年間出生数は126人前後。多くても松岩の16人か】

人口だけでなく、世代別の推計も分かります。大島は人口減少だけでなく、高齢化率も62.79%と市平均を10㌽ほど上回る予想です。

2045年の0~14歳の数は市全体で2279人ですが、大島は60人ですから、15年間で生まれてくる子供の数は平均4人ということになります。

このデータをより詳しくまとめてみたのが下表です。0~14歳だとざっくりしているので、0~4歳で地区別の推計をまとめました。2045年の市全体の0~4歳児は630人、年間平均にすると126人です。これをさらに地区別に分けると、多くても松岩の16.4人、少ないと小原木の1.6人になります。

小・中学校や保育所の再編が計画されていますが、もっと先のことを考えていくことが必要になっています。

 

1 Comment

  1. Mr.Peki-chan

    今でさえ各学校の人数規模は小さすぎるのに向こう20年で子どもたちが3分の1になっていくんですね。将来的には中学校の南北二校化が避けられないものと思われます。とりあえず小中とも校舎が古い学校は諦めてもらいながら粛々と統廃合を進めていくことが求められるのではないでしょうか。街場の3学区をタブー視することなく…

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